宮城・女川町 6324人生存確認 「孤立」解消へ 東日本大震災で大きな被害を受けた人口約1万の宮城県女川町で、6324人の生存が確認された。安否確認が遅れる原因となった通信、道路の途絶は徐々に解消しつつあり、新たに生存者が確認される可能性も高まっている。 女川町は地震後の数日間、通信手段が途絶え、道路も津波で通行できなくなっていた。発生から1週間が過ぎ、集落の孤立状態も解消に向かっている。 町北部へ通じる国道398号は18日午後に開通。自衛隊や消防は町北部で行方不明者の捜索を急いでいるほか、尾浦、御前浜、指ケ浜地区で避難生活を送る人へ救援物資を届けやすくなった。 携帯電話は、町総合運動場付近でNTTドコモとKDDI(au)が通じるようになっている。 同町では16カ所の避難所に計約3800人が身を寄せる。災害対策本部は、町に安否を伝えられないまま、津波被害を免れた家屋にいる人や、石巻