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ブックマーク / blog.tinect.jp (126)

  • 仕事ができる人ほど、できない人に優しく振る舞うのは、マネジメントの定石。

    昔、ある会社の営業MTGで、忘れられないやりとりがあった。 少々詳しく描写すると、出席者は以下の通り。 ・役員(部長) ・リーダー ・メンバー 7名のメンバーの能力は各々、高、高、中、中、中、中、低。 二人ぐらい優秀な人物がいて、一人「できない人」が混ざっているイメージだ。 また、役員とリーダーは切れ者で、部下の報告の論理矛盾やダメな点にはすぐに気づく。 さて、こんな状況で来期の「営業計画」について、MTGが開催された。このMTGの議長はリーダーだ。 リーダーはテキパキと議事を進める。 来期の営業部の方針に始まり、具体的な目標設定、個人の役割など、メンバーへの指示も簡潔でわかりやすい。 ここまではなんの問題もなかった。 だが、今年一年を振り返っての営業報告が始まると、雰囲気が変わった。 無理もない。メンバーの一人ひとりが、自分の過去の実績と、これからの具体的行動を発表しているのだから、緊張

    仕事ができる人ほど、できない人に優しく振る舞うのは、マネジメントの定石。
  • 30代後半からは、意図的に「教えてもらう側」に回り続けないと、学びがどんどん下手になる。

    最近、知人に紹介されて、船釣りを始めた。 子供の頃、多少釣りをしたことがあったが、もう数十年も前の話だ。 現在は思想も道具もアップデートされており、要するに今の私は「シロート」。 そう言えば、漫画「はじめの一歩」の主人公の実家が釣り船屋だったな……とか思い出しつつ、海に釣りに行くようになった。 釣りはつらい この話をすると、「釣りって、楽しいですか?」と聞かれることがある。 回答は無論、「楽しい」なのだが、実はそれと同じくらいの割合で「つらい」も配合されている。 例えば今の時期、洋上はめちゃくちゃ寒い。 撒き餌を仕掛けに詰めるのも、手がかじかんで、めっぽう辛い。 日陰で何時間もじっとしていると、寒くて頭がおかしくなりそうになる。 揺れる船も問題だ。手元で紐を結ぶなどの、慣れない細かい作業をしていると、船酔いしそうになる。 休もうにも、逃げ場がない。目をつぶると、余計ひどくなるし。地獄。 ま

    30代後半からは、意図的に「教えてもらう側」に回り続けないと、学びがどんどん下手になる。
  • 毒舌屋や皮肉屋は出世できないし、弱く見えますよ。

    SNS、とりわけtwitterを眺めていると、毒舌屋や皮肉屋が大袈裟なメンションを繰り返して人気を集めているのをしばしばみかける。 現代インターネットの風物詩といった光景ではあるが、彼らを眺めていると、立身出世についての現実法則めいたものを思い出す。 偉くなる人は、毒舌屋や皮肉屋ではない 社会人を二十年ぐらいやっていると、出世していく人・ぜんぜん出世しない人の明暗を何度か目にすることになる。 医者の世界には、研究分野の超絶才能でもって地位を獲得する人がいる。医者に限らず、超絶才能はどこの世界でも重宝するから、そういう人が地位を得ること自体は不思議ではない。 超絶才能は、人格的に破綻した人物すらサバイブさせ、それどころか出世すらさせる偉大な力だ。 だが、才能やスキルの凄さだけですべての人の出世や立場が決まるわけではない。 実力という点ではほぼ互角のA医師とB医師がいたとする。 A医師は野心が

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  • 「叱られて伸びる人」なんて都市伝説です。「褒められて伸びる人」なら、たくさんいるけど。

    そこそこ長いこと管理職をやっていて、「叱られて伸びる人」を見たことがありません。 いや、これは勿論私の観測範囲の問題であって、この世に「叱られて伸びる人」が存在しない、と言っている訳ではないんです。 もしかすると、「叱責されたことや叱責された内容を糧として、大きく自分の能力を伸ばす人」というのが、世の中には数多存在するのかも知れません。 それを否定する気はありません。 ただそれでも、「叱られてもそれ程気にしない人」こそいるものの、大多数は「叱られたら単に委縮してしまうだけであって、立ち直るまでしばらくパフォーマンスが低下する人」であるように感じています。 そういった人は、立ち直った後でも別段能力が上がったりはせず、総合的なステータスは叱られる前と比して大差ないように見えます。 そもそも、「叱る意義」ってどの辺にあるんでしょうか? 勿論、何かしらミスや失敗があった場合、もうそれを繰り返して欲

    「叱られて伸びる人」なんて都市伝説です。「褒められて伸びる人」なら、たくさんいるけど。
  • 「ノウハウを囲い込むベテラン社員問題」について。

    入院患者向けの治療を製造する会社で、仕事をしていた時の話。 病院給といえば、味は薄い、献立も魅力がない、まずい、という先入観が定着している。 が、中身はしっかりしていて、国家資格である管理栄養士が献立を立て、また患者に対し栄養指導を行うことが法律で義務づけられている。 病状に応じて制限されるミネラルや栄養などを計算し、また必要なカロリーや栄養を充足させ、その上で1あたりのコストを経営的な要求に収める必要もある。 その上でもちろん、患者さんを事として楽しませる技術も要求される。 それはとても、高度な仕事だ。 だが、どれだけ栄養的に基準を満たし、コストの範囲内に収めても、パンに味噌汁を添えて出したら患者さんはやはり怒り出す。 そこには患者さんを楽しませる、「ノウハウ」が不可欠だ。 だから、どんな国家資格にも言えることだが、資格を取り立ての新卒がすぐに通用するような現場ではない。 多くの

    「ノウハウを囲い込むベテラン社員問題」について。
  • Googleの社員食堂に感じた、格差社会のリアル。

    つい先日、Googleランチに行ってきた。 Googleはオフィス内に3つの堂があり、その全てを無料で社員は利用する事ができる。そして社員に知り合いがいると、その堂を外部の人間も利用できるのだ。 <参考 Googleの社員堂行ってきた! – はらぺこグリズリーの料理ブログ > あの有名なGoogleの中に潜入できる!こんなワクワクする展開もそうはあるまい。 というわけでGoogle社員に聞いた色々な話を織り交ぜつつ、現代のグローバル企業の深淵に迫っていこう。 能力不足でクビになった人が1人もいないGoogle支社 六木ヒルズの43階にあるGoogle堂での光景は異様としかいいようがない。 雰囲気を一言で表せば、まるで外国の大学のカフェテリアのようである。 そこに並ぶのは「ホテルのビュッフェかい!」といいたくなるような色とりどりの品目。全部で20種類ぐらいはあったんじゃないだ

    Googleの社員食堂に感じた、格差社会のリアル。
  • 「決意する」は無意味。習慣を根付かせるのは「動くと、勝手やれる」ような動線とインフラの整備

    ちょっとしたことなんですが、「そういえばそうかもなー」と思ったので書いてみます。 先日、会社同僚の親御さんとお話していて、「子どもを寝付かせる手間と時間」について話題に挙がりました。 その人が感じている問題点として、「子どもの就寝がちゃんとした習慣にならない」というものがあるそうでして。 8歳と5歳のお子さんがいるらしいんですが、 「夜になればなるほどテンションが上がる」 「お風呂から上がると遊びだす」 「遊びを中断させようとするとギャン泣きする」 「で、幾ら言っても全然寝ない」といったお話を聞いたんです。 睡眠時間、大事ですよね。子どもの睡眠時間確保についても、親としては色々と考えるところでして、私はどちらかというと「勉強時間なんぞより睡眠時間の方が遥かに大事」と考える方なので、子どもの寝せ方、就寝サイクルについては昔からあれこれ工夫していました。 しんざき家は、夕飯後、寝るまでの時間と

    「決意する」は無意味。習慣を根付かせるのは「動くと、勝手やれる」ような動線とインフラの整備
  • 優秀な人材を採ることができないだろう、ある会社の人事部長の話。

    昔、ある電子部品系の中堅企業で中途採用面接を受けたことがある。 年商は200億円程度で、従業員は確か1000人を超えていただろうか、そこそこの会社だ。仮にK社とする。 IPO(株式の新規上場)を控えているということで、管理系の課長レベルを求めていると言う話だった。 その時、私は30代半ばの子持ち。 大手証券会社から転じて、年商50億円、従業員はパート・アルバイトを含めて700人を超える会社でNo2のポジションにいた取締役だったが、実は、3ヶ月ほど後には素浪人になることが決定していた 7年に渡りなんとか立て直しに取り組み、最後は会社を売却するまで、ステークホルダーと利害の調整に折り合いをつけることができ、会社を去ることを決めたばかりのことだった。 珍しい経歴、ということに加え、再就職先を決めるにあたっては、ターンアラウンド(事業再生)の現場での実績を評価され、正直多くの会社から声を掛けても

    優秀な人材を採ることができないだろう、ある会社の人事部長の話。
  • 最近の日本人が失ったのは「寛容さ」ではなく「身内意識」ではないだろうか。

    「最近日から寛容さが失われている」のは何故か 特に日常的にネットに触れている人で「最近日から寛容さが失われている」と感じている人は多いと思うんだけれど、実際のところはどうなのだろうか。 寛容と無関心は違うことなのに、外から見たら一緒になってしまうのかな。

    最近の日本人が失ったのは「寛容さ」ではなく「身内意識」ではないだろうか。
  • 「こじらせ高学歴」が、学歴から自由でいられる方法について。

    この記事で書きたいことは、 ・東大をはじめとする高学歴エリートの中には、「周囲からの評価・期待」と「自己評価・プライド」と「実際の自分の能力」それぞれのギャップに苦しんで、自意識をこじらせてしまう人がそれなりの数いる ・高学歴の人にも当然得意分野と苦手分野というものはあり、苦手分野については人並みかそれ以下の能力しかない ・けれど、「高学歴」というラベルが能力全般について勘違いさせてしまう効能は割と強い ・高学歴による精神的バフで苦手分野に思い切り突っ込むのはこじらせ道への第一歩 ・学歴なんてただのツールなんだから、使える場面では使うし使えない場面では忘れる、くらいのスタンスでいた方が楽だよね 大体上記のような内容になります。よろしくお願いします。 ということで、言いたいことは最初に全部書いてしまったので、後はざっくばらんにいきましょう。 先日、こんな記事を拝読しました。 東大・京大・早慶

    「こじらせ高学歴」が、学歴から自由でいられる方法について。
  • 「ドイツに残業がない」なんて、真っ赤なウソ。海外を理想化しすぎる人の言葉には、気をつけよう。

    ドイツ移住してからというもの、何度もカルチャーギャップを体験した。 そのたびにびっくりしていたわたしだけど、驚いたのは日ドイツとのカルチャーギャップだけではない。『自分が思い描いていたドイツと実際のドイツの乖離』にもまた驚かされた。 もっとかんたんにいえば、わたしはドイツを誤解していたのだ。とくに、働き方に関して。 わたしはドイツに来た当初、よく「日は長時間労働だけどドイツには残業がないからいいよね」なんてよく言っていた。 それに対するドイツ人の反応は予想外のもので、100%「ドイツにも残業はある」と返ってくるのだ。たぶん30人以上とことやり取りをしたが、答えはいつも同じ。 労働研究所の職員の方に取材をさせていただいたときも、「ドイツに残業がないなんて言われているんですか? どうして?」と逆に驚かれたほどである。 どうやら、わたしが触れてきたドイツ情報は、理想化されすぎていたらしい

    「ドイツに残業がない」なんて、真っ赤なウソ。海外を理想化しすぎる人の言葉には、気をつけよう。
  • 絶対的な貧困よりも、主観的な貧困が問題になる時代がやってきた。

    何かと「格差」「貧困」が話題となる昨今だ。 先日多くの人に読まれていた記事も、「格差」や「貧困」に関連して評している人も多かったように感じる。 参考:人手不足なのに給料が上がらないのは、経営者の強欲のせいではなく、仕事に要求される能力が高くなったから。 だが、事実としては、世界的に貧困は解決しつつあり「中間層」も増えている。 アジアでは、極度の貧困の中で暮らす人々の割合は一九八〇年に人口の七七パーセントを占めていたが、一九九八年には一四パーセントまで激減した。(中略) 多くの貧困諸国の急激な経済成長と、その結果生じる貧困の減少は、「グローバル中間層」の増加も後押ししている。 世界銀行によれば、二〇〇六年以降、二八カ国のかつての「低所得国」が、いわゆる「中所得国」の仲間入りを果たしたという。 グローバル経済に参加することができ、豊かに暮らすことができる人が急激に増えているのは、誠に喜ばしい、

    絶対的な貧困よりも、主観的な貧困が問題になる時代がやってきた。
  • 部下が報連相しない理由は、上司に報告・連絡・相談するメリットがなにも無いから。 | Books&Apps

    ちょくちょく自省します。 皆さん、報連相してますか?ないし、されてますか?新入社員の時に口酸っぱく言われましたよね、報連相。ポパイかよって感じでした。 例えば、自分のタスクの進捗状況、あるいは進捗の不調を上司に共有することは大事です。 リスクを早め早めに共有することも重要ですし、課題について手が打てる内に上司相談することも大変重要です。 「進捗ダメです」なら、ちゃんと「進捗ダメです」と言わないといけません。 リスクを自分ひとりで抱えていることは、その人にとっての不利益にもなります。 リスクを報告していれば「言ったやん」と言えるところを、リスクを共有していなければ「なんでこんなことになるまで一人で抱えこんでたんや」という話になる。リスクを報告することは、責任を移転することでもある。 だから、報連相は「プロジェクトの為」でもなく「会社の為」でもなく、なにより「自分の為」である。 うん、いや、

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  • ワイン初心者にもばっちりわかる、1000円〜3000円のシャルドネの選び方【保存版】 | Books&Apps

    今日はワインの話をします。それも、シャルドネの話です。 シャルドネは、世界でいちばん有名な白ワイン用のブドウ品種で、お手頃価格から高級品まで、ものすごい数のワインがつくられています。 缶チューハイやノンアルコール飲料にも「シャルドネ味」があるぐらいですから、ワインをあまり飲まない人でも名前ぐらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。 ところがこのシャルドネ、作られている地域によって味やフレーバーがてんでバラバラのため、ワイン初心者泣かせだったりします。 世界でいちばん有名で、そこらじゅうのワインショップで幅をきかせているくせに、期待どおりの味やフレーバーのものを掴み損ねやすいのです。 この文章では、「期待どおりの味やフレーバーのシャルドネを選ぶためのコツ」を紹介します。ワインの価格は1000円~3000円くらいを想定していますので、そのつもりでお読みください。 シャルドネは、揺れ幅の大き

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  • 私が仕事をしてきた中で「最も合理的」と感じたリーダーの話。 | Books&Apps

    もうずいぶん前のことになる。 あるIT業の業務改善プロジェクトに、私はいちメンバーとして参加した。 その会社のプロジェクトメンバーは全部で8名。期間は約9ヶ月だった。 経営陣肝いりの、それなりに大きいプロジェクトである。 そのため、プロジェクトマネジャーは、掛け値なしに優秀であった。 指示は的確で、果敢に新しいことにチャレンジするが、無用なリスクは取らず、守りが堅い。 メンバーとの関係も付かず離れずとバランスが良く、理想的な人物だった。 だが経験的に、プロジェクトメンバー全員が優秀であることはほぼない。 政治的な理由からか、教育効果を期待してなのか、リストラ予備軍だからなのか、それとも単なる人手不足なのか。 理由は様々だろうが、プロジェクトメンバーの中に、必ず2,3名はボンクラが含まれているのである。 そして、プロジェクトは一定の期間内に成果を出す、という厳しい制約があるため、無能の扱いを

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  • プロ棋士先崎学さんの「うつ病九段」は、絶対に読んだほうがいい。誰もがうつになる可能性があるのだから。

    書は筆者である先崎学さんがうつ病になる事からスタートし、その後回復するまでの過程を極めてわかりやすく記述しただ。 僕も一応医者であり元同僚にもうつを発症した人がいたので、多少はうつについて知っているつもりではあったのだけど、恥ずかしながらこれを読むまでうつ病の事を何もわかっていなかったといっても過言ではない事がわかり、愕然としてしまった。 それぐらいに衝撃的ななので、ぜひ皆様も読まれる事をオススメする。非常に読みやすいので、たぶん誰にでも読めるはずだ。 うつ病は決断力が落ち、退屈を感じなくなる病気 先崎さんによると、うつ病になるとこんな感じになるのだという。 「うつ病の朝の辛さは筆舌に尽くしがたい。あなたが考えている最高にどんよりした気分の10倍と思っていいだろう。」 「まず、ベットから起きあがるのに最短でも10分はかかる。ひどい時には30分。その間、体全体が重く、だるく、頭の中は真

    プロ棋士先崎学さんの「うつ病九段」は、絶対に読んだほうがいい。誰もがうつになる可能性があるのだから。
  • 「作文が書けない子」に本当に必要な訓練の話

    先日、東洋経済さんでこんな記事を拝読しました。 「作文」が書けない子に教えたい3つの言葉 文章を書くことは、観察し、驚きを見つけ、考えることです。これがステップ1からステップ3への手順に当てはまるのです。 (東洋経済オンライン) 正直なところ、この記事を書いた方は「作文が書けない子」のレベルをかなり高く見積もっているなあ、と感じました。 いや、文中のテクニック、文中の手法が悪い、というわけではないのです。ここに書かれていることは、それはそれで非常に有用、非常に有効なことだと思います。 「観察→深堀りと整理→考察」という思考法は、あらゆる表現、あらゆる論考で重要な手順です。 小さい頃からこの手順になじんでおくことはとても有益ですし、その際の教え方、かみ砕き方として、文中提示されているような言い方をするのも有効でしょう。そこについては何の文句もないんです。 ただ、ここでいう「作文が書けない子」

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  • なんのメリットもサポートもなく「君、チームリーダーね」と放り出されるのは理不尽ですよね、という話。

    ホーム > なんのメリットもサポートもなく「君、チームリーダーね」と放り出されるのは理不尽ですよね、という話。 どうもしんざきです。 いきなり関係ない話から始めて恐縮なのですが、昨今「オクトパストラベラー」というゲームに、私と長男二人でハマっておりまして、SFC時代ライクなRPGを目いっぱい楽しんでおります。ロマサガを思い起こさせる懐の広さが超楽しいです。 ただ、長男については、この手の「昔ながらの文法のRPG」というものが初体験だということもあり、 「家の中の宝箱勝手に開けても怒られないの…!?」とか、 「女の子なのにこんな重そうな剣とか鎧とか装備させていいの…!?」とか、 「テリオンが盗んでるの他の人は怒らないの…!?」とか、様々な若者の悩みに直面しているようです。 「あー、こういう風に考えたこと、昔あったあった」という感じで、子どもの頃の自分の感性を懐かしく思い出すのと同時に、ハンイ

    なんのメリットもサポートもなく「君、チームリーダーね」と放り出されるのは理不尽ですよね、という話。
  • 海賊をやってた時の話。

    単なるオンラインゲームの思い出話をします。 昔、大航海時代オンラインというゲームをやっていました。やっていましたというか、かなり長期間の休止を挟みつつ、今でもたまーーに復帰することがあります。 といっても、最後にログインしたのが2年半前とかなので、ほぼ引退状態といっても相違はないように思います。 大体において、MMORPGにおいて「引退します!」と華々しく宣言した人の8割方は数日後には戻ってきているもので、私のようにふらっと消えてそのまま戻ってこない、というような引退者のほうが多いもんです。 「引退常連」「引退ベテラン」などという矛盾した用語が存在し、「4週間ぶり7回目の引退!」などという謎の称えられ方をするプレイヤーもいました。正直意味が分かりません。 大航海時代オンラインは、文字通り大航海時代をテーマにしたゲームでして、光栄の大名作である「大航海時代」シリーズの流れをそのまま汲んでいま

    海賊をやってた時の話。
  • 説得力のある文章に必要な条件とは何か。 | Books&Apps

    コンサルタントをしていた、ということもあり、15年以上にわたり、私にはずっと「文章のレビュー」を引き受ける仕事がついて回っている。 もちろん今も、1日に数程度は誰かの書いた文章に赤入れをしている。 手間がかかり、非常に時間もかかる仕事だ。 とはいえ、実はこれはなかなかおもしろい仕事だ。 というのも、文章は話し言葉以上に「書き手の頭の中」が非常によく分かるので、ある種、人間観察のような側面があるのだ。 人間そのものに興味がある私にとっては、趣味と実益を兼ねたおいしい仕事と言えよう。 さて、そうして何百、何千という文章をレビューするうちに、ある日私は一つの疑問を持った。 それは「文章の説得力」についてである。 同じことを訴えているはずなのに、ある人の文章にはとても説得力がある一方で、別の人の文章はとても胡散臭い。 文章の説得力は、一体何が決めているのだろうか? 「説得力はエビデンスとロジック

    説得力のある文章に必要な条件とは何か。 | Books&Apps