5月に就任した静岡県の鈴木康友知事が、毎日新聞の取材に応じた。県内政治に詳しい静岡大の井柳美紀教授(政治学)がインタビュアーを務め、独自の視点で政治家像に迫った。一問一答を5回に分けてつづる。初回は、政治の道を志したきっかけや、全国的な注目を集めるリニア中央新幹線建設への考えを聞いた。【構成・最上和喜】 <鈴木康友知事のインタビューは全5回> 第2回:「基本は保守、多様性も…」 静岡知事、にじむ独自の政治スタンス 第3回:静岡知事「反自民ではないが…」 保守2大政党を目指した過去 第4回:「自治体再編で県は不要に」 静岡知事、地域主権にかねての持論 第5回:「誰かが一回壊さないと」 規制打破こそ政治信条 鈴木静岡知事 ――知事は「行政に経営者の感覚が必要だ」と言うが、経営者という選択肢もあったのか。また、なぜ政治家になったのか ◆もっと大きなステージで国の仕組みを変えることを志向しました。