150人。ついに野党の合流は成った。 衆議院でみれば、かつて民主党が政権交代を果たした選挙の、直前に匹敵する規模だ。 これで離合集散の歴史は終わり、立憲民主党は政権の選択肢となれるのか。 「頑固な枝野」とともに貫き通した側近の福山、そして合流をよしとしなかった国民民主党の玉木に、その顛末と展望を聞いた。 (奥住憲史、米津絵美) 「これは政権交代へのチケット」 「この大きなかたまりは、政権交代の1つのチャレンジチケットだと思う」 そう語るのは、福山哲郎。 3年前、民進党が希望の党との合流をめぐって分裂したとき、枝野が結成した立憲民主党に真っ先に参加した。以来、幹事長として支えてきた側近中の側近だ。 合流新党の衆議院議員は100人を超え、11年前に民主党が政権交代を果たした衆議院選挙直前の議席に迫る規模になった。そのスケールメリットを生かしたいと言う。 「現職ではない候補者なども入れると、20