体操男子の加藤凌平(順大)は審判に大人気?——団体総合決勝でゆかや跳馬で活躍し、日本の銀メダル獲得に貢献した18歳の加藤は、海外の審判にも「イケメン」と映ったようだ。 日本から一人審判として参加している竹内輝明さんに、海外の審判たちが声を掛けてきたという。「カトウの息子は、かわいい顔をしているね」 加藤の父、裕之さん(48)は、1989年のシュツットガルト世界選手権代表で、現在は代表コーチ。平行棒の下り技では技名も持つ名手で、広く知られた存在だ。竹内さんによると、柔和な顔立ちの父に対し、パーマをかけた髪形に甘いマスクをした息子には、「パパと違って、今風でかわいい」と評価が下されたという。 4年後のリオデジャネイロ五輪では、日本のエースになっているかもしれない期待の2世。世界の体操界が成長を見守っている。(増田剛士)