知識偏重の大学入試から知識の活用力を問う大学入試へ。中教審・中央教育審議会が大学入試センター試験に替わる新たなテストの導入によって入試改革を進めることで日本の教育全体の改革を促進しようという答申案をまとめました。理念は理解できても実効性には疑問符が付き続けてきた大学入試改革は本当に実現するのでしょうか。今夜はこの問題について考えます。 ▽今の大学入試センター試験を廃止して、知識の活用力を問う新しいテスト「大学入学希望者学力評価テスト」を導入し、年複数回実施する。 ▽高校在学中に学習の到達度をはかるため「高等学校基礎学力テスト」という新たなテストを設け、進学や就職の際の学力の証明として使えるようにする。 ▽大学は、個別試験では、筆記だけでなく、小論文や面接、志望理由書など様々な物差しで学生を丁寧に多面的に評価するとともに、どんな学生が欲しいのか、そうした学生を選ぶためにどんな試験を行うの