昨年10月に施行された障害者虐待防止法に基づき各自治体が虐待通報を受け付け始めておおむね3カ月間で、認定された障害者虐待が全国で758件に達したことが毎日新聞の調べで分かった。障害者虐待を巡る国の統計はこれまでなく、全国レベルで総数が判明するのは初めて。専門家は「全体像が不明だった障害者虐待に対応する上で貴重なデータだ。施策に生かしてほしい」としている。 防止法は、通報窓口の設置を都道府県と市区町村に義務付け、初期対応は市区町村が担う。毎日新聞は、都道府県を通じて市区町村を含む虐待の通報・対応状況を照会。39都府県は昨年末までの3カ月間の状況を回答し、一部の県などは施行後2カ月など把握済みのデータを回答した。 この結果、通報総数は47都道府県599市区町村で2529件(市区町村分2340件)に上り、このうち虐待があると認定されたのは44都府県318市区町村の758件。家族からの虐待が6
佐賀県鳥栖市の中学校に通う1年生の男子生徒が、去年4月から半年間にわたって10人以上の生徒から悪質ないじめを受けたとして、生徒の両親が21日に記者会見し、学校や教育委員会にいじめを防ぐ対策をとるよう求めました。 記者会見したのは、佐賀県鳥栖市の中学校に通う1年生の男子生徒の両親です。 それによりますと、男子生徒は、去年4月から半年間にわたって、10人以上の生徒から悪質ないじめを受けたとしています。 具体的には、首に刃物を突きつけられて脅されたり、殺虫剤を顔にかけられたりしたほか、現金も要求され、その金額はおよそ70万円に上っているということです。 去年10月に同級生が担任の教師に相談し、学校側が調査して明らかになったということです。 記者会見で、父親は「息子は今でも学校に通えないのに、加害者の生徒たちは楽しそうに学校に通っている。学校側は何の処分も行わず、本当にいじめをなくしたいという姿勢
障害者就労支援講座inみやこ(主催・社会福祉法人宮古福祉会、障害者就業・生活支援センターみやこ)が16日、みやこ学園で開催された。福祉施設や企業の職員らが参加。障害者支援機関の支援員らを講師に、就労支援のあり方に理解を深めた。 障害者就業・生活支援センターみやこの神里裕丈所長は、センターや就業支援員の役割について、自らの考え方を示した。 支援員は、「働きたいという『想い』を形にするのが仕事」と強調。センターは「想い」を「目標」に換え、親身になって支援を行っている。 希望職種を聞き、必要に応じて訓練先を紹介。就職前には、あいさつの仕方や言葉遣いなど職業人マナーの習得支援を行う。職場開拓にも奔走。面接にも同行する。 センターは「人材育成業」とも位置付けた。支援目標には「いずれは職場でうまく働くこと、安定して働くこと」を据えた。 想いを実現するための施策として①本人の情報をしっかりキャッチする②
東日本大震災で被災した発達障害や身体障害を抱える人々とその家族が、避難生活を送る上での難しさなどを描いたドキュメンタリー映画「逃げ遅れる人々」が30日、八王子市東町のクリエイトホールで公開される。飯田基晴監督は「災害時には障害が普段以上のハンデとなる。地域の人々と障害者が良好な関係を作り、支えあっていくことの大切さを伝えたい」と話す。 「発達障害がある娘を避難所に連れて行くと周りに迷惑がかかるため、(福島県南相馬市の自宅が)緊急時避難準備区域に指定されても家に残った」「避難先の(相模原市内の)家のトイレでは、電動車いすで入れず、使用できない」 映画には、被災した障害者10人が出演、困難な避難生活の実態を訴えている。脳梗塞の後遺症で左半身にまひが残る女性は、避難先の小学校にベッドがない中、「車いすにのったまま2週間ほど過ごし、横になれず、全く眠ることができなかった」と涙ながらに話していた。
「現在、信仰をもっている」「宗教に関心がある」と答える学生が増える傾向にある一方で、いわゆる「カルト教団」の問題への学生たちの知識が十分ではないことも伺えるとする調査結果がまとまりました。 調査は、現代の学生たちの宗教への関心や考え方を探ろうと、研究者で作る「宗教と社会」学会などのメンバーが平成7年から行っているもので、11回目の今回は去年の4月から6月にかけて、全国30の大学の学生を対象に無記名のアンケート方式で行い、4094人から回答を得ました。 このうち「宗教にどの程度関心があるか」という質問で、「現在、信仰をもっている」と答えた学生は全体の16.1%で、前の年より4.2ポイント増えてこれまでの調査で最も高くなりました。 また「信仰はもっていないが、宗教に関心はある」という学生は37.7%で、「信仰をもっている」という答えと合わせると、53.8%と半数を超えました。 宗教への考え方に
223万ドルで落札された、白磁の碗=サザビーズ提供 【ニューヨーク=中井大助】ニューヨーク州に住む家族が3ドル(約287円)で購入した磁器の碗(わん)が中国の北宋時代(960〜1127年)の名器とわかり、19日に222万5千ドル(約2億1250万円)で落札された。 競売にかけられたのは定窯(ていよう)の白磁碗。直径が13・4センチで、内側にはハスの花、外側には葉の模様が彫られている。競売を実施したサザビーズによると、同じような模様と大きさの碗は、ロンドンの大英博物館が所蔵している一つしか確認されていないという。 所有していた家族は2007年にガレージセールで購入し、自宅に飾っていた。最近になって価値が気になり、専門家に鑑定してもらったという。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこちら朝日新聞デジタルの
医師限定コミュニティサイト「MedPeer」を運営するメドピアはこのほど、病院内の喫煙・禁煙環境に関する調査結果をまとめた。最も多かった回答が「完全敷地内禁煙」で全体の54%、次いで「建物内のみ禁煙で、屋外に喫煙場所を設置している」が20%、「敷地内禁煙であるが、(非公式の)喫煙場所がある」が18%――となった。禁煙外来の設置や受動喫煙防止など、時代の流れとして病院内イコール禁煙が常識になりつつある一方で、隠れて喫煙されると近隣住民とのトラブルや火災の懸念があるとして、何らかの喫煙場所は必要悪との回答が4割近くとの結果となった。MedPeer会員は約3万2000人。 調査は11月17日~30日に実施した。有効回答数は2398件。調査の結果、「完全敷地内禁煙」との回答は1298件で、回答医師のコメントを見ると、「常識」「当たり前」「時代」といったフレーズが多く見られた。 「建物内のみ禁煙で、
中日新聞メディカルサイト「つなごう医療」は 2018年3月末をもって終了いたしました。 長らくご愛顧いただき、 ありがとうございました。 今後、中日新聞の医療関係記事は 中日Webの「医療」コーナー(http://www.chunichi.co.jp/article/feature/iryou/) でご覧ください。 中日新聞社
ベストセラー『困ってるひと』で一躍話題となった、若手作家の大野更紗さん。NHKの総合福祉テキスト『社会福祉セミナー』では、大野さんが人生の先輩をお迎えして「社会福祉」について語り合う、「対談 大野更紗の『会ってみたいひと』」を連載中です。 連載第1回(『社会福祉セミナー』2013年4~7月号掲載)のゲストは、麻木久仁子さん。ラジオ番組などで若手論客と語る機会も多いという麻木さんは、自身の闘病体験などもふまえながら、福祉の現状やこれからの課題について熱く語ってくださいました。 大野 更紗 (オオノ・サラサ) 1984年、福島県生まれ。作家。上智大学外国語学部フランス語学科卒。学部在学中にビルマ(ミャンマー)難民に出会い、民主化運動や人権問題に関心を抱き研究、NGOでの活動に没頭。大学院に進学した2008年、自己免疫疾患系の難病を発病する。 1年間の検査期間、9か月間の入院治療を経て退院するま
アメリカでひとりの母親が愛娘のために作った人形が話題になっている。ダウン症候群である愛娘が自分に似ている人形がないと言ったことがきっかけで、母親はダウン症の子どもの特徴を反映させた人形製作に取り組み始めたのだ。 「障害を抱えた子どもに一生の友達を与える」ことをミッションとしたこのプロジェクトに、世界中から多くの共感の声が上がっている。 米ペンシルベニア州に住むコニー・フェダさん(49歳)がこの人形製作に取り組み始めたのは、ダウン症候群である愛娘のハンナさん(13歳)のひと言がきっかけだった。ある日、ハンナさんは広告を見ながら「広告にのっている人形はどれも自分に似ていない」と漏らしたのだ。 女の子にとって一緒に遊ぶ人形は大事な「お友達」であり、生涯大事にし続ける存在にもなりうる。そのことを分かっていた母親は娘にとっての「お友達」を作るべく、ダウン症である娘の特徴を反映させた人形を作るプロジェ
ダウン症の石巻出身・小林さん 国連本部で21日スピーチ 焼き菓子作りに励む小林さん。任される仕事が増えている ダウン症のハンディを抱えながら、仙台市の洋菓子店で正社員として働く小林和樹さん(27)=仙台市青葉区=が、米国ニューヨークの国連本部で21日に開かれるダウン症の国際会議でスピーチする。一人暮らしを楽しみながら仕事に励む充実した日々を紹介する。宮城県石巻市の実家で津波に遭い、2階で3日間過ごした被災体験も報告する予定で「被災地支援への感謝を世界に伝えたい」と意気込む。 世界ダウン症の日(21日)に合わせ、国際ダウン症連合が開く会議に出席する。希望の職場で働き、社会参加する権利を考えるのが今年のテーマで、日本ダウン症協会(東京)の派遣メンバーの一人に選ばれた。 知的な発達に遅れがあったが、両親の希望もあって小学校から普通学級で学んだ。猛勉強の末、地元の石巻専修大を卒業。ハワイの語学
安倍晋三首相が参加に向け調整を開始した環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉で、焦点の一つに医療保険分野が急浮上し、所管する厚生労働、総務両省は「国民皆保険制度」が崩壊するのではないかと危機感を強めている。 田村憲久厚生労働相は26日の記者会見で、交渉参加が国民皆保険制度に及ぼす影響について「何としても避けなければならない。首相も『絶対ない』と言っているので、交渉の中で壊れていくことはない」と強調した。 首相は、今月19日の参院予算委員会で「国民皆保険は守っていく。わが国の主権の問題だ」と述べた。25日には、官邸を訪ねた日本歯科医師会の大久保満男会長らに対し、交渉に参加しても国民皆保険制度を維持する考えを伝えている。 それでも、厚労省は「米側が交渉中に絶対に俎(そ)上(じょう)に載せないという保証はない」(幹部)と不安を隠せない。昨年までの民主党政権が当初、医療保険制度について「議論の対
0~3.5時間まで 30分ごとに¥400 3.5~6時間まで ¥2,800(固定) 6~9.5時間まで ¥2,800 +30分ごとに¥400 9.5~24時間まで ¥5,600(固定) すべて税込み価格です。 24時間経過以降は上記料金を繰り返し加算します。 各店舗でお支払い時に駐車券をご提示になり、割引券をお受け取りください。 1店舗あたり¥3,000(税込み)以上のお買い上げで1時間割引券を1枚進呈 1店舗あたり¥6,000(税込み)以上のお買い上げで1時間割引券を2枚進呈 割引券の発行は1枚の駐車券に対し最大2枚までとさせていただきます。 1店舗あたり¥50,000(税込み)以上のお買い上げで最大24時間まで無料 各店舗発行の1時間割引券2枚を1日割引券と交換します。 一部対象外の店舗がございます。
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