群馬県が車の速度抑制などを狙い、同県長野原町の北軽井沢の国道に整備した「メロディーライン」が、わずか1年余りで撤去される。走行音が音楽に聞こえて観光客らには好評だが、別荘地の住民から「静かな環境を求めて買ったのに」と苦情が殺到したためだ。約1900万円を費やしたが、誤算となった。 メロディーラインは、適切な速度で走ると、路面の溝によって走行音が曲に聞こえる仕組み。速度抑制と居眠り防止に加え、その土地にちなんだ曲で観光地を印象づける狙いもある。 群馬県内には12カ所にあり、北軽井沢では、浅間山の裾野の牧場をイメージした「おお牧場はみどり」が聞こえる。昨年7月、長野県境から草津温泉に向かう国道146号の約350メートルに、約1500万円をかけて整備した。 続きを読む最新トップニュースこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録は