米国で黒人と白人の失業率の格差が過去5年間で最大に広がったことが分かった。写真はケンタッキー州フランクフォートのキャリアセンターに並ぶ市民ら。6月撮影(2019年 ロイター/BRYAN WOOLSTON) 米国で黒人と白人の失業率の格差が過去5年間で最大に広がったことが分かった。 それによると、6月の白人の失業率は2.3%ポイント改善し10.1%だったのに対し、黒人の失業率は1.4%ポイント改善の15.4%となり、両者の格差は5.3%ポイントと2015年5月以降で最大となった。 新型コロナウイルスの感染拡大は過去最長の景気拡大に終止符を打つとともに、とりわけ黒人やヒスパニック系などの有色人種や女性などの労働者を直撃している。 昨年8月時点で、黒人の失業率は5.4%と過去最低を記録し、黒人と白人の失業率の差は2%ポイントまで縮まっていた。
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