日本人のコメ離れが進んでいると言われることもあるが、パックご飯や冷凍食品などの加工米飯の生産は伸び続けている。また、日本協同組合連携機構の「農畜産物の消費行動に関する調査結果」によれば、「米が主食」のうち、「家庭で炊飯した米」の消費が減少する一方で、「中食・外食」の消費は増加している。その背景に何があるのだろうか。
楽天銀行は7日、システム障害が同日深夜におおむね復旧したと発表した。アクセスの集中が原因だとしている。
年金は本当にもらえるの?ウチの会社はいつまであるの……? 「まじめに働き、ちゃんと貯金していれば一生安泰」と多くの人が信じられた昭和も今は昔。「失われた30年」とさえ言われた平成を経て、全く先が見えない新しい時代を迎えた。 【全画像】月17万の手取りから株・投信に6万。「ふつうの暮らし」が貯金じゃ無理… ふつうの暮らしができれば十分。でも、そのためにはリスク覚悟の投資でお金を増やさなきゃ。そんな切実な思いを持つ若者が目立ち始めた。 アマゾン、楽天……。さまざまな荷札が貼られた段ボール箱や小包がカゴ付きの台車で運ばれてくる。 首都圏の郵便局で契約社員として働く30代前半のショウさん(仮名)は、そうした荷物を手作業で仕分け、配送地域ごとの台車に載せていく。 ふだんは朝6時半から午後4時まで、この力仕事を続ける。年収は300万円ほど。休みの日は、両親と同居する自宅でゲームをして過ごすことが多い。
音楽も動画も、ニュースも、時に食べ物やファッションにも……。現代は若者を中心に「サブスクリプション(定額課金)サービス」(モノを買い取るのではなく、商品やサービスの対価を利用した期間に応じて定額で支払うサ-ビス)が世界的に大きなトレンドとなっている。 【全写真付き】20、30代は洋服より消費罪悪感ないサブスク出費。給料下がればアプリ断捨離 そのサービスに象徴される、新たな幸せや欲望のかたちとは? サブスクリプションサービスのひとつである音楽配信サービス「Spotify」でいつものように音楽を聴いていると、プレイリストのなかに入っていたユーミン(松任谷由実)の曲がたまたま耳に入ってきた。 「片手で持つハンドル 片手で肩を抱いて 愛してるって言ってもきこえない 風が強くて」 中央自動車道を調布方面へクルマで走るふたり……。へぇ、恋愛のアイテムとして昔はクルマがあったんだなぁ。 今では考えられな
東京・永田町で現代貨幣理論(MMT)に注目が集まっている。日本のように自国通貨建て国債を発行している場合、債務不履行はあり得ないので財政赤字の拡大に問題はないという理論で、米国で論争が盛んになっている。日本でも国会の質疑や議員勉強会で取り上げられ、京都の国会議員が中心となって動く。財政健全化が悲願の財務省は、反論資料を提示するなど警戒を強めている。 【写真】消費税20~26%が必要と指摘も 「天動説から地動説に転換することが一番大事だ」。4月4日の参院決算委員会で、自民党の西田昌司参院議員(京都選挙区)が語気を強めた。日本は長年にわたって政府債務が増え続けているが、危惧された国債金利の上昇や円の暴落が起きていないと指摘。従来の財政理論では説明がつかないとして、政府にMMTの「正しさ」を訴えた。 MMTは経済学者のケインズやシュンペーターらの業績を基礎として、1990年代に理論体系が確立した
連休にあわせて20%還元などスマホ決済の大型キャンペーンが展開。キャンペーン終了後は2~3%に戻るか。 【もっと写真を見る】 20%還元も当たり前になった還元合戦 筆者撮影 キャッシュレスの動きを背景にスマホ決済が盛り上がる中、PayPayの100億円キャンペーンに代表される「○%還元」を各社が打ち出すことで、競争が激化しています。ただ、常識はずれともいえる高い還元率が永久に続くはずはなく、いつか終わりは来るはずです。その先には何が待っているのでしょうか。 ■スマホ決済が拡大、50%還元も登場 PayPayはサービス開始から6ヵ月で累計600万人が登録し、加盟店は50万店を突破したことが明らかになりました。最近では使える場所が急速に増えており、ドラッグストアや牛丼チェーン店が次々に導入しています。 東京では丸ビルなど丸の内エリアの600店舗がPayPayを一斉導入。京都では多くの観光客が訪
働き方や生活環境の変化により、夜遅くに食事を取る人が増えている。厚生労働省の統計によると、夜9時以降に食事をする人は、40代の男性の場合、約3人に1人、女性では約5人に1人の割合だ。その中には、夜食症候群という夕食後も食べたい欲求が収まらない摂食障害が紛れているという。公益社団法人結核予防会総合健診推進センター(東京都千代田区)の宮崎滋センター長に話を聞いた。 夜食症候群の主な症状は、夕食後の大食いだ。1日の摂取カロリーの25~50%以上を夕食後に取ってしまう。不眠症を合併していることが多く、食べないと眠れないと思い、夜中に起き出して食べてしまうこともある。朝は食欲がなく、夕方以降に気分が落ち込む抑うつ状態になるのも特徴だ。 宮崎センター長は「夜食症候群は30~40代の働き盛りの男性に多く、夜遅く食べてはいけないことは本人も分かっていて後悔するのですが、それが病気だと気付いていないことが大
政府は、2025年までにキャッシュレス決済を現在の20%程度から40%にまで高め、将来は8割にするという壮大な目標を掲げている。その中核をなすと見られるQRコード決済が乱立している状況は、ご存じのとおり。 背景には顧客を囲い込んで購買履歴を記録し、自社のマーケティング戦略に利用したい企業側の狙いがあると、消費生活ジャーナリストの岩田昭男氏は言う。 「将来的には顧客から収集した個人情報のビッグデータが、企業間で共有されることもないとは言い切れません。情報漏洩のリスクも考えると、現金にくらべてキャッシュレスは圧倒的にデメリットが大きいです とはいえ、スマホによるキャッシュレス決済も簡便で使い勝手がよいなら、無下に避ける必要もないだろう。そこで20代の本誌(「週刊新潮」)女性記者に、ペイペイ、LINEペイ、楽天ペイの三つに登録し、使ってもらった。最初にペイペイだが、 「スマホにアプリをダウンロー
22日に開票された杉並区議会選挙で3275票を獲得、48議席中18位の上位当選を果たし話題を呼んでいる洞口朋子氏(30)。 警察庁が「極左暴力集団」と呼び、「依然として“テロ、ゲリラ“事件を敢行する一方で、周囲に警戒心を抱かせないよう、暴力性・党派性を隠しながら大衆運動や労働運動に介入するなどして、組織の維持・拡大をもくろんでおり」と指摘する新左翼「中核派」の活動家でもある。 “中核派区議“が誕生したことについて、区民はどう思っているのだろうか。駅前で話を聞くと、「中核派?知らない」(20代女性)、「私の中では昔の赤軍派とか、そういうイメージ」(50代女性)と、少し困惑気味の意見もある一方、「変革が起きるんじゃない。やっぱり壊して欲しいわけだよ、色んなものに対して」(70代男性)、「民意で選ばれたということから、出自がどうあれ当選したことは間違いない」(50代男性)と、見方は様々のようだ。
ヨミドクターで2017年10月に始まり、大きな反響を呼んだ連載コラム「いのちは輝く~障害・病気と生きる子どもたち」が、4月4日に最終回を迎えました。重い障害とともに生まれてくる赤ちゃんを巡る医療の実態や、家族の葛藤を描き、小さく弱い命に社会がどう向き合うべきかを問い続けた筆者の小児外科医・松永正訓さん。長い連載を終えた今の思いをうかがいました。(聞き手・梅崎正直) ―― 約1年半にわたる連載、おつかれさまでした。全40回に及んだ執筆を終えて、今の率直なお気持ちは? よく走り抜けられたな、と思います。隔週の連載でしたが、僕は2週おきに題材を考えるというのが苦手で、始まる前に全部の目次を作ってしまうんです。もちろん、途中で見直したりしながら、40回まで書き通すことができて、今あるのは安堵(あんど)感ですね。 ―― 重度の障害がある子どもや胎児、その家族の姿を描くという着想は、いつ頃から温めてい
野球評論家の野村克也氏(83)が20日深夜放送のTBSスポーツ情報番組「S☆1」(日曜深夜0・00)に出演。番組企画で“平成の最強ベストナイン”を選出した。 【写真】美貌が話題!イチローと一緒に米シアトルへ向けて出発した弓子夫人 令和に残したい平成野球として“平成の最強ベストナイン”を厳選。名選手がずらりと並ぶ候補の中から「迷うねえ…」と悩みながらも各ポジションのベスト選手を選んだ。 まず投手の先発部門。「エースねえ。誰だろう。菅野くんも桑田くんもそうだし…」といきなり究極の選択となったが「ダルビッシュにするか」とカブスのダルビッシュ有投手を選択。「いろんな球種を投げるし、直球も速いし、コントロールもそこそこよい。将来、大投手になる予感はあった」とコメントした。 中継ぎは阪神、ロッテで活躍した遠山奬志投手。「投手らしい性格をしている。松井秀喜専属ストッパーみたいな。何がいいって度胸がいい」
だが、残念ながら中間層を自任する人々といわゆる貧困層とされる人々の間に明確なライフスタイルの差はなくなりつつある。 仕事も家族も不安定化する一方で、コミュニティの衰退は必至であり、消費を通じた自己実現とオンラインの世界への依存が強まっている。 その文化的な志向性にさほど大きな違いはない。要するに、欲望のレベルで「似たもの同士」であること、表面上の差異が分かりにくいことが、かえって「ゲスの勘繰り」を昂進させることになり、貧困層に対する反発や違和感をもたらすのだ。 相対的貧困への無理解がまさにそうだ。 わたしたちが、生活保護の不正受給のような些末な事象を針小棒大に騒ぎ立てるのは、ヤングのいう2つのカオスに恒常的にさらされ不満や欠乏の感情が増大する中で、「かれら」が「自己犠牲として経験される労働」と「消費者の地位を脅かす金銭的不安」から免除されていると見なすからではないか。 つまり、特権的なポジ
ネット上の「生活保護バッシング」は、なぜ繰り返されるのか。平成は「個人による個人監視」という異様な世界を生み出した。2012年、あるお笑い芸人の母親が生活保護を受けていることが発端となり、国会議員を巻き込む騒動となった。その後もやまないバッシングの連鎖。「ゲスの勘繰り」が行き着く先とは……。(評論家、著述家・真鍋厚) 【画像】これがリアル貧困家庭で育った若者たち 服は?カバンは?スマホは? 「誰かが得をしている」=「自分が損をしている」という短絡的な思考で、特定の他者に敵意を向ける感受性が今ほど先鋭化している時代はないだろう。 昭和の終わり頃にすでに種がまかれていたとはいえ、数多の「炎上」を引き起こす不安の芽は、平成に入って社会全体を覆い尽くすほどに成長した。 2012年にある週刊誌の記事がきっかけとなって、お笑い芸人の河本準一の母親が生活保護受給者であることが報じられ、参議院議員の片山さ
自閉症や発達障害のある人たちやその家族、支援する人たちの間で「巻物カレンダー」が支持を集めている。 文字通り巻物のような紙を広げると、1カ月分の日付が横に並び、下の大きな空欄に予定を書き込める。兵庫県篠山市の会社「おめめどう」のオリジナル商品だ。 自閉症や発達障害のある人たちには、日にちや曜日といった複数の情報が盛り込まれたカレンダーが苦手な人が多い。 巻物カレンダーの簡素な作りは、そうした人が自分で予定を把握し、生活に役立ててもらう工夫だ。 「おめめどう」は15年前、同市の奥平綾子さんが設立した。子どもが自閉症と診断されたのを機に、自閉症の人たちが家族や周囲の人たちと交流しやすくするツールを自作し始めた。いまでは全国に5千人を超える利用者がいる。 今年も4月2日の国連世界自閉症啓発デーと同日からの発達障害啓発週間を機に、各地でさまざまな取り組みが行われた。 注目したいのは、発達障害を当事
中高年のひきこもりは、若者より多い ―。 内閣府が3月29日に発表したひきこもりの高齢化に関する実態調査で、40~64歳までのひきこもり当事者の推計人数が約61万人と、40歳未満の約54万人を上回った。不登校と同様、若年層のイメージが強い「ひきこもり」だが、むしろ中高年の問題だという事実が浮き彫りになった。 【全写真を見る】ひきこもる就職氷河期世代。ひきこもり100万人時代、中心は40代。家族が苦悩する「お金問題」 なかでも中高年当事者の4分の1を占める一大勢力が、40~44歳の「ポスト団塊ジュニア」だ。彼らは「就職氷河期」の2000年前後に大学を卒業し、就活の失敗などを機にひきこもり状態となった人が多い。 だが、自治体のひきこもり支援策の対象者は、多くが「39歳未満」。40代の当事者が支援を受けられないままに年を重ねれば、親が死去したり要介護状態になったりした時、共倒れしてしまいかねない
2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化される。新しく使われる教科書にはプログラミングの項目が盛り込まれているが、日本の場合、子どものパソコン保有率が極めて低いという、教育以前の問題が存在している。(加谷 珪一:経済評論家) ■ プログラミングという科目があるわけではない 文部科学省は2019年3月26日、全国の小学校で2020年度から使われる教科書の検定結果を公表した。算数や理科の教科書には必修となるプログラミングが盛り込まれている。 ここ数年、IT教育の強化が強く叫ばれており、政府の産業競争力会議は、2016年の成長戦略にプログラミング教育の実施を盛り込んだ。今回の必修化はこうした流れを受けたものである。 プログラミング教育が議論され始めた当初は、その内容について懸念する声も上がっていた。もっとも多かったのは、単にプログラムのやり方だけを学ばせても意味がないといった主張である
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