Photo by Do Nhu on Unsplash 障害者が就職するにあたって、はじめから自分の障害を開示する「オープン」と、障害を公表せず健常者と同じ条件で就活する「クローズド」の2種類が存在します。今回は後者、クローズド就労についての話です。 もしクローズド就労が可能であれば、働く側はオープンよりもずっと高い給料を貰えますし、雇う側も障害者雇用の基準を労せず満たせて、互いにwin-winであるかと思われるでしょう。しかし実際は、互いに多くの苦労を抱えるリスキーな側面もあるようです。 バレたら終わる 統合失調症の診断を受けているAさんは、クローズドで就職していますが、その生活は緊張と隣り合わせなのだそうです。障害者手帳や薬を入れるポーチは誰にも見つからないよう厳重に管理し、毎回の服薬はトイレの個室に隠れ、保険証の履歴から毎月の通院を怪しまれないか怯える毎日を過ごしています。 Aさんは