「メディアが取り上げて、『男女平等が当たり前だよね』と言い始めたのは、ここ10年くらいじゃないかな。それもインターネットメディアが増えたからじゃないかな」
「メディアが取り上げて、『男女平等が当たり前だよね』と言い始めたのは、ここ10年くらいじゃないかな。それもインターネットメディアが増えたからじゃないかな」
「ミソジニー」という言葉をSNSなどで目にする機会が増えた。が、厳密にはどういう意味の言葉なのだろうか。江原由美子氏が『ひれふせ、女たち ミソジニーの論理』(慶應義塾大学出版会)をもとに解説する。 ミソジニーがわからなかった 「ミソジニー」という言葉がある。「女性嫌悪」「女性蔑視」などと訳されたりする。女性や女らしさに対する嫌悪や蔑視のことだという。男性が女性に対して持つだけでなく、女性が同性に対して持つこともあると言われる。 よくフェミニズムで使われるという解説もあるが、私は、フェミニストであると自認しているにもかかわらず、これまでこの言葉を使ってはこなかった。 なぜ使わなかったかというと、素直に分からなかったからだ。この言葉を使うことで何か明らかにできると感じたことは一度もなかった。その言葉に、何かを明らかにしてくれる分析力を感じるよりもむしろ、来歴も機能もおそらく異なるはずの様々な現
日赤のアレなイラストの件なのだがねえ。 なによりの不思議は支持者も担当者も時代の流れが見えていないことだ。アレなイラストは許されない時代にある。またそれへの配慮はより求められる時代となっている。 しかも日赤は准政府組織でありアレなイラストは強く排除すべき立場にある。政府機構とは無関係としているが国家の機能を負っている。その日赤が性的な表現を用いること。嫌悪感を抱く表現を用いることは妥当ではない。なぜなら業務に障る。また日赤は一部階層を代表しその利益に尽くす組織であってはならない。 だが、アレなイラストの支持者はこのあたりが見えていない。昔は女性性の性的消費は許されていた。その経緯だけでアレなイラストを擁護する。あるいはアレなイラストを止めてくれと言っている人たちを非難している。 そして、自分たちの敗北も見えていない。時代はすでに彼らを否定している。そして時代が過ぎるほどに彼らの不利は増す。
文谷数重(軍事専門誌ライター) 【まとめ】 ・インドに原子力技術輸出を認める日印原子力協定が国会で可決、承認された。 ・インドの核開発黙認、原発輸出企業が無いことなどが批判の的に。 ・インドは無尽蔵な石炭と水力により原発の必要がない。 6月7日、日印原子力協定が国会で承認された。それにより協定は批准が決定し、以降、事務手続等のあと8月にも発効すると見られている。 この協定は種々の批判に晒されている。日本からの原発輸出を進めるためにインドの核開発を黙認する中身であること。実際には輸出企業もないことがそれだ。後者については日本からの輸出元と目された東芝はすでに左前である。その別働隊として米国ルートによる輸出を担うはずだった米子会社ウエスティング・ハウスもすでに破綻している。 だが、そもそもインドは本当に原発を買うつもりなのだろうか? インドは原発を求めてもいないからだ。非常用のエネルギー源とし
世の中には多様な意見がある。そしてそうした意見はひとつひとつ尊いものである……。そりゃそうだ。そういうことは十分にわかっていても、やはり思う――この人たちは、どうしてそういう意見を言うのだろうか、と。 ここでは、実際の政策が形成され、公的な意思決定がなされている、リアルな社会での民主主義はどのようにワークしているのかを考えながら、多様な意見を仕分けるすべの話をしておきたいと思う。 そう遠くない将来に選挙があるとする。あなたは政治家だとすると、どんな政策を掲げるだろうか。選挙で勝たなければ政治家ではいられない。さて、あなたは、選挙の日の投票者たちの行動をどう読むか。 投票者は、当然の話なのだが、投票するためだけに生きているわけではない。言うまでもなく、投票者たちは毎日の生活の中でやることがあり、概してかなり忙しい。だから、1日の24時間を自由に使ってもいいという自由人であっても、公共政策の勉
[ロンドン 5日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 新型コロナウイルスの感染拡大は、グローバル化と経済開発の両義性を浮き彫りにした。感染力や致死率、経済的損失の全容はまだ分からないが、既に3つの知見が得られたのは確かだ。 1つ目の知見は、21世紀の科学は非常に有能だということだ。中国当局が最初に深刻な健康問題を認識したのは昨年12月8日。それから1カ月もたたないうちに、科学者は遺伝子配列を解析。2月初めまでに、中国の疾病予防機関は15分間で病原体の有無を調べられる安価な検査キットを開発したと発表した。 これをうのみにしてよいかどうかはまだ分からない。ただ、世界的な努力によって間もなく迅速で正確な検査手段ができるのはほぼ間違いないだろう。研究結果はオンラインで共有されているため、最良の治療法をウイルスより速いスピードで世界中に拡散することも可能だ。 第2の知見は、1つ目に比べてずっ
東京五輪・パラリンピックの会場となる東京湾の水質を改善しようと、東京都は8日、お台場海浜公園(港区)に砂を投入した。アサリなどの貝がすみつくことで、水を浄化する効果が期待できるという。3月末までに、約1万1千立方メートル分を投入する予定。 この日は、砂の運搬船とショベルカーを載せた船が海上に並び、計400立方メートルの砂を投入。都によると、この対策は、伊豆諸島の神津島の漁港浚渫(しゅんせつ)工事で出た砂を活用する取り組み。3月末までほぼ毎日続け、4月以降も続ける方向で調整が進んでいる。 公園は五輪トライアスロンなどの競技会場。昨年のテスト大会では、海を泳いだ選手から「トイレのような臭さ」との声も出ていた。パラトライアスロンではスイムが中止になった。(斉藤佑介)
Vinyl record pressing plan (Scott Eells/Bloomberg via Getty Images) アナログレコードを作る際の原盤となる「ラッカー盤」の原材料をレコード業界に供給している世界に2つしかない会社の1つ、アポロ・マスターズ。2月6日、米カリフォルニア州バニングにある同社の製造工場で火災が発生。負傷した従業員はいませんでしたが、工場は全焼。業界の専門家は、この影響で「ラッカー盤」の原材料が不足し、世界中のレコード業界に影響を与える可能性があると指摘しています。 「ラッカー盤」の原材料をレコード業界に供給しているのは、アポロ・マスターズと、日本のパブリックレコード。 Third Man Recordsの共同設立者であるベン・ブラックウェルは、米サイトのPitchforkに「私の考えでは、この火災は世界中のレコード業界に問題を引き起こすでしょう」「
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