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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/civil_faible (29)

  • 「風立ちぬ」 - 弱い文明

    この映画を観るにあたって、僕はニュートラルな気持ちではなく、相当に厳しい、つけられるだけの難癖をつけてやろうという気持ちで臨んだ。その結果、何か予期しないものが胸にこぼれ落ちてくるのなら、それだけ持って帰ろうと思っていた。 実際に観てみると、なるほどこれは美しい映画だった。ある種、宮崎監督にしか作れない美しい映画だと言っていい。けれど同時に、この美しさなら、「もういい」とも感じた。美しいものをあえて突っぱねてそう言うのではなく、自然に、どうしようもなく、「もういい」と感じてしまった。 この美しさなら、もういい。まして「千と千尋」や「ポニョ」で、見た事もないような新次元の美しさに引き合せてくれた宮崎アニメにして、今さらこれならば。 胸にこぼれ落ちてくるもの、はあった。それは主人公二人の愛の物語である。だがそれですら、恋愛の諸相を描き切っているわけではないというイチャモンは別にして、この映画

    「風立ちぬ」 - 弱い文明
  • 女は世界の奴隷か - 弱い文明

    とても有名な曲だが、今まで歌詞にしっかり向き合ったことはなかった。たまたまYou Tubeで面白い動画を見つけて、ハッとする思いがして訳してみたくなった。 http://www.youtube.com/watch?v=S5lMxWWK218 演奏は動画後半 ジョン・レノンの「Woman is the nigger of the world」は、日では「女は世界の奴隷か」というタイトルを付けられている。このタイトルが昔から僕は好きというか、適切な訳だと思っている。日で「nigger」という言葉を使っても、なかなかピンと来ないからだ。 欧米では、まさにこの「nigger」の語が当時物議を醸した(今でも、多少)。レノンに好意的な人達からさえ、何も差別用語の「nigger」を使うことはないじゃないか、黒人の身にもなってみろ、というような批判が飛んだわけである。しかし、わかる人にはわかるはずだが

    女は世界の奴隷か - 弱い文明
  • 「関西大弾圧救援会・東京の会」 緊急記者会見・院内集会 - 弱い文明

    もう時間がありませんが、参加できる方、拡散協力できる方はお願いします。 ★★★★★転送・転載お願いします★★★★ 『大阪反原発で不当逮捕された仲間を取り戻そう! 関西大弾圧救援会・東京の会 12月27日緊急記者会見、院内集会』のお知らせ 大変お世話になっております。 東京新聞12月21日記事(28面、「震災がれき反対また逮捕者」)等ですでに報道されているように、12月9日、阪南大学准教授の下地真樹さん他1名が、10月17日に行われた大阪駅駅頭における震災がれきの広域処理に反対する宣伝活動のために逮捕され、現在なお勾留されています。この件については憲法学者や弁護士等から、「表現の自由」に対する侵害であるとしてきわめて迅速な抗議声明が発せられています。また、逮捕に対する抗議声明に7000名を超える署名が寄せられるなど、広汎な社会的関心を呼び起こしています。(詳細は「関西大弾圧救援会」ブログをご

    「関西大弾圧救援会・東京の会」 緊急記者会見・院内集会 - 弱い文明
  • アウトテイク・フラグメンツ-6-デモにからめて - 弱い文明

    アウトテイクといいながら、結果的にデモにからんだ考察が中心になってしまった。 ■ 9.11新宿デモにおけるカルト集団「ザ・イトクカイ」ほかの攻撃を振りかえって、思ったことがある。 婦人警官に腕をつかまれ、動きを封じられていた女性参加者が、その警官たちも見ている前でメンバーから腹部に蹴りを入れられた。すでに拘束状態の者に暴力を奮うというのは、自分の存在や思想・行動が絶対に正義の側にある、何をしてもモラルとして優位であると信じ込めるような異常な精神状態にある「暴徒」だけができるふるまいだ。 かつて関東大震災の最中に朝鮮人・中国人を虐殺した「自警団」の者達、そして大陸中国の各都市、農村で残虐行為を繰り広げた日軍の兵士。普通のわれわれは、普通の人間が震災のパニック時や戦争の時だからといって、そんなに残酷なことができたとは、にわかには信じられない。まして日の近代史を都合よく改ざんしたい連中なら、

    アウトテイク・フラグメンツ-6-デモにからめて - 弱い文明
    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2011/10/03
    "彼らが否定したい「歴史」を、彼ら自身の振る舞いが実証してくれているのだ/警察が、いかに素人の乱に代表される「飼い馴らされない若者」「政治に回収されない若者」の「本気」を恐れているか"
  • 「思い当たった」いくつかのこと─2 - 弱い文明

    中学の1年かそこいらの時、何かの拍子に父親と口喧嘩した。すでに親と口を聞くことが少なくなっていた頃だったから、自分から話を振ったわけではない。その頃の僕の生活態度、読んでいる音楽活動などから、世間のオーソリティや立身出世的価値観に対する反発の匂いを強く嗅ぎ取っていたであろう父親が、ええかっこしいの説教を試みてきたので、それを鼻であしらったら、こじれたのである。よくあるパターンだが。 その時の父の主張の骨子をいえばこうなる。世の中には資主義と社会主義(共産主義)というものがあるが、日は社会主義の良いところも多少取り入れた「修正資主義」のスタイルで「発展」した。世界を見渡しても、どうやらこれが一番正しいモデルなのである。だからお前もその枠組みの中で出世を目指し、お国の「発展」に貢献するのが「国民」としてのまっとうな生き方である──と。 要は、自分のこれまでたどって来たサラリーマンとし

    「思い当たった」いくつかのこと─2 - 弱い文明
    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2011/09/12
    ウチの親父も似た様なタイプですね。食わせてやってるから文句言うなと。努力は認めるが、しかし改めねばならない点は放置するにも限度があるし、下の世代でなければ見えてこない事柄も有る訳で。
  • アウトテイク・フラグメンツ─3 - 弱い文明

    またアウトテイク集。アップ・トゥ・デイトな内容は(一番目のやつは例外)期待しないでください。 ■ 【緊急集会】許すな!東電温存と損害賠償の上限設定 機構法案を廃案に!! http://e-shift.org/?p=951 もう日もないし、なかなか平日に行ける人は社会人の人は限られてしまうのだけど、学生の方などでも、どんどんこうした集会に参加してほしい。今までの政治的な催しに比べれば、はるかに多様な、そして若い人たちがたくさん参加するようになっているけれど、まだまだ、これからだと思う。 今さらだけど、(知らない人のために)こちらも参考に。東京では今日土曜から、7.23~9.10までのぶっとおしデモも始まった。 脱原発系イベントカレンダー ■ 雑誌やスポーツ新聞の見出しのつけ方には問題が多い。 たとえば、結構前、京大の小出裕章助教が「1号機の炉心燃料はメルトダウンして圧力容器を貫通し、格納容器

    アウトテイク・フラグメンツ─3 - 弱い文明
    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2011/07/24
    "恵まれたものを大事にしながら慎重に発展の道を探ることなく、急速な西洋文明化を錦の御旗にひた走ってしまったことのツケが、我々に21世紀に至ってもまだこんな「敗戦」を突きつけ、袋小路に追い込もうとしている"
  • 見出されるべき「保守主義」──「ラディカルな日本国憲法」より - 弱い文明

    脱原発の集会や議論に参加していると、時折「この(フクシマ事故の)状況において、右も左もあるか。一致団結して危機を乗り越え、脱原発に向かうべきだ」という論調に出くわすことがある。僕はこれに若干の違和感を覚える。言っていることは正論だと思うんだけど、当たり前過ぎる、というか、なんで俺ら(=迷うことなく脱原発のアピールに動き出した「俺ら」)がそんなこと言われなくちゃいかんの?と感じてしまうのだ。 原発を推進してきたのは、どこの国か。アメリカであり、旧ソ連であり、日であり、ヨーロッパである。そして最近では韓国であり、中国であり、インドである。つまり、・・・はじめから右も左も、資主義も社会主義もへったくれもない。むしろ核保有国、そうでなければ将来の核保有の野心を持つ国にとっての技術的担保として、原発というものが選択されているように見える。 脱原発の動きに加わる僕、賛同するあなた、のような人にとっ

    見出されるべき「保守主義」──「ラディカルな日本国憲法」より - 弱い文明
    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2011/07/16
    "「自然と生産労働にたずさわる人びとの間の、何世紀にもわたる対話の中で発展してきた」環境/こうした対話は、支配階級が直接参加することはほとんどなく、知るところも少ない"
  • 5.7 渋谷デモ・リポート - 弱い文明

    以下は加入しているメーリング・リストにいったん投稿した報告に、加筆訂正をほどこした、というより、自分のブログ向けに書き直した文章である(だから手抜きではなーい!)。 人数は主催者発表で15000ほど、つまり前回高円寺と同じくらいらしいです。人によってはもっと少なく感じた人もいますし、僕などはもう少し多いように感じました。ハッキリしているのは、小雨が断続的に降る悪天候の中、10000人以上はなんだかんだで集まってくれた、ことのようです。 人によって「もっと少なく感じた」原因は、なんといっても警察の分断作戦でしょう。今時の都内のデモではたいていそうですが、全体を数十~数百人の小グループにぶつ切りにして、そこを数十人~100人くらいの警官が管理・護送する、というスタイルで、それが今回は徹底していました。、周辺をうろつく私服の公安の数も多くて、いつもより目立っていました。 おおかた高円寺のことで危

    5.7 渋谷デモ・リポート - 弱い文明
  • 「子どもの被曝限度」対政府交渉2回目 その他情報まとめ - 弱い文明

    今回は情報のみ。リンクを設定するのが僕のgooブログではいちいち面倒なので、各自コピー&ペーストにてリンク先に行ってください。すいません。 「子どもの被曝限度年間20ミリシーベルト」撤回のための対政府交渉、第2回目が5月2日に決まりました。 http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/2011/04/post-968e.html 前回同様、一般の方も参加可能です。奮ってご参加を。 同じく、オンライン署名は今日30日、23時が最終締め切りです。まだの人は、署名お願いします。 http://www.foejapan.org/infomation/news/110425.html ☆関連情報をいくつか紹介します(登場順不同)。 ○ノーベル賞受賞医師「子供の許容被ばく線量高すぎる」と疑問(テレビ朝日) http://www.tv-asahi.co.jp/ann/new

    「子どもの被曝限度」対政府交渉2回目 その他情報まとめ - 弱い文明
    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2011/04/30
    全部は難しいがなるべくリンク先を拾っていきたい
  • なんなんだこれは─衝撃映像 - 弱い文明

    今日の昼間、参議院議員会館にて、福島老朽原発を考える会(フクロウの会)を中心に、京都グリーンアクション、美浜の会共催の「対政府交渉 子どもの年間被ばく限度は20ミリシーベルトなのか」。政府側出席者は原子力安全委員会、文科省、官房総務課などからの代表4名…いや代表というには程遠い、「担当者」であるとすら、にわかには信じがたい若僧4名。 てっきり部課長クラスのおっさんが出てくると思い込んでいたので、「えっ?」と驚いた。交渉参加者たちをなめていたのか。若い部下達の練習台として、手ごろな対戦相手だとでも踏んでいたのか。 参加者からの質問に対し、目鼻のついたまっとうな回答はゼロ。完膚なきまでに無内容。「放射線管理区域」が何を意味するか、説明すらできない「担当者」。「それについては持ち帰ります」「持ち帰ります」「持ち帰ります」の連続。ガキの使いか。 お互い、何しに来たのかわからない。記者会見じゃなくて

    なんなんだこれは─衝撃映像 - 弱い文明
  • 福島原発に関する原子力資料情報室 記者会見(第二回) - 弱い文明

    取り急ぎ。 昨日に続き、原子力資料情報室の福島原発に関する記者会見が、日午後5時より行なわれる。ネット中継で閲覧できる。 ビデオニュース・ドットコム  http://www.videonews.com/ ジャーナリスト岩上安身のチャンネル  http://iwakamiyasumi.com/ (中止) 昨日の第一回会見の模様も、録画の形で観れる(原子力資料情報室より)ので、見逃した方はぜひ。 元原発技術者お二方による昨晩のレクチャー(と告発)は衝撃的だった。 端的な一例: ○原発は他の機械とは違い、緊急(自動)停止したらひとまず安全、ではない。いかに燃料の冷却を完了させるか、現場はそこから修羅場が始まる。まして地震で設備に故障があったりする中では、思ったようにクールダウンできず、核暴走にいたる事故につながる可能性が高まるのは理の当然で、今回の事態は再三脱原発運動の人達が警告してきたことが

    福島原発に関する原子力資料情報室 記者会見(第二回) - 弱い文明
    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2011/03/13
    昨日のは私も通して見てたのでまとめは概ね正確かと。今日の会見でも色々重要な指摘がされていた。後で録音を確認したい。
  • 東北地方太平洋沖地震 - 弱い文明

    高田馬場で地震に会って、確かに生まれて初めて体験するくらいの長く大きな揺れだったが、まさかそんなに大規模な断層運動によるものだとは、その時は思わなかった。仕事をしていた部屋の、事務用タンスからなどが落ちないように、あっちこっちを押さえて歩く余裕があったくらいだ。結果落ちたものもあったけど。ちなみに、地震の最中にものを押さえるというのは初体験だった。 一瞬小田原か?と思ったが、同じ建物にいて仕事をしていた人に聞いたら宮城沖だというので、ああ、それならこないだのやつの続きだな、と了解した。こないだはかなり浅かったけど、東京方面までこんなに揺れるということは、今回はかなり深いところで起きたんじゃないか、とその時は推測した。しかし後で知ったところではこれもハズレで、20kmくらいのところでの逆断層というから、さほど深くはない。さほど深くはないのにこれだけ東京にも伝わったということは、やっぱりもの

    東北地方太平洋沖地震 - 弱い文明
    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2011/03/12
    この方もご無事そうで何より。
  • エジプトの一青年のブログより - 弱い文明

    エジプトでは100万人が街頭に繰り出しているという。 それより前、TUP-Bulletinの速報874号において、エジプトの一青年がブログに書いた世界の人々への呼びかけが翻訳されているのを読んだ。TVのニュース映像を何時間も観るより価値ある文章だと感じたので、ここにリンクを貼っておきたい。 http://groups.yahoo.co.jp/group/TUP-Bulletin/message/924 既成のメディアは、エジプトという域内大国の政情不安がもたらす経済への影響、みたいな十八番のテーマに偏りがちだけど──ひょっとしたら“イスラム化”するかも、という危惧もちらつかせつつ──、基的には自分達の国のことは自分達で決める権利がある、それだけの話だったりする。それが「基」だという視点が論調の中から欠落しやすいとしたら、我が国自身の「基」がそうなっていないからだろう。たぶん。

    エジプトの一青年のブログより - 弱い文明
    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2011/02/02
    『基本的には自分達の国のことは自分達で決める権利がある、それだけの話だったりする。それが「基本」だという視点が論調の中から欠落しやすいとしたら、我が国自身の「基本」がそうなっていないからだろう。』
  • 暮れの中山競馬場から - 弱い文明

    唐突に私事ながら──私事を書くのがブログだという話もありながら──おとといの有馬記念、ヴィクトワールピサ(2番人気)の単勝、獲りました。 ギャンブル一般にはとんと興味のない自分だが、競馬だけはある種因縁めいたものがあって、それなりにキャリアが長い。そのぶんというか、知れば知るほど日の競馬界、「競馬産業」の在り方について、いろいろ抗議したいネタも溜め抱えている。が、話がややこしくなるし、このブログを訪れるたいていの人には興味のない話題だと思うので、やめておく。 一応自慢だけはさせてもらいたい。僕は一ヶ月前、東京競馬場でのジャパン・カップG1にも行っていて、その時三着に惜敗したヴィクトワールピサのレース振りを観た後すぐに、彼が中山の最終コーナーを回って早め先頭に立ち、ブエナビスタその他ライバルの猛追をしのいで一着で駆け抜ける絵が頭に浮かんでいた。それも単なる直感としてだけでなく、理論的にどう

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    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2010/12/28
    『日本人は繊細だと言われるけれど、日本人とは違うタイプの繊細さというものだって、諸外国にはある。日本流に洗練されたものの良さというのは確実にあるけれど、それとは違う洗練もまた洗練だ。』
  • 今年心に残った映画─①『瞳の奥の秘密』 - 弱い文明

    とうとう年末になってしまった。 サボりまくっているこのブログだけど、閉めてしまうつもりはない。かといって、来年は頑張ります!と元気よく言えるわけでもない。 これは説明すると長くなる話で、簡単に言えば、ネット上に「文章を書く」という作業自体が、自分の表現欲求の線から外れてしまって久しい現実がある。世の中の状況とか、話題の有無とかは関係がない、僕の中だけの問題。だからたとえば、僕はミクシィにも加入しているけれど、そちらも実はブログ以上に更新が途絶えている。 ツイッターに乗り換えるとか、そういう問題でもない。もっと根源的にエモーショナルな問題というか。たとえば「怒り」という感情一つとっても、僕はこのネットというフィールドで、ほとんど「怒れてない」。いや、そもそもそんなことをするためにインターネットというものがあるわけじゃないことは百も承知だけど、だからこそ、ここで俺は何をしている?感が強まって

    今年心に残った映画─①『瞳の奥の秘密』 - 弱い文明
  • 抗議行動のお知らせ(京都)/関西テレビへの緊急要請 - 弱い文明

    先に東京での抗議行動の計画を紹介したが、京都でも同じ日に行動が計画されている。近在の方で興味をもたれた方は、ぜひ参加ご検討を。 【転載・転送歓迎】 ★「ガザ自由船団」に対するイスラエルの虐殺行為に抗議する 緊急行動@京都 6月6日(日)18:00~約1時間ほど 場所:三条大橋上(京阪「三条」駅下車すぐ) 呼びかけ:さぼてん企画、つばめクラブ 連絡先:090-9981-6608(さぼてん企画) * * * 5月31日未明、イスラエル軍が公海上を航行中の人道支援船を急襲、多数の死傷者が出ました。 およそ40カ国から700名以上が乗り込んだ6隻の船「ガザ自由船団」は封鎖下のガザ地区に医療品・建築資材・教材・車椅子など10000トンの資材を届けにいくところでした。 イスラエルにより陸海空すべての境界を封鎖されたガザ地区は、人や物資の出入りが厳しく制限され、住民の90%が貧困ライン以下の生活を強いら

    抗議行動のお知らせ(京都)/関西テレビへの緊急要請 - 弱い文明
  • ガザ支援船襲撃/抗議行動のお知らせ(東京) - 弱い文明

    5月31日未明、イスラエルによる違法な封鎖が続くパレスチナ・ガザへ支援物資を送り届けるために向かった活動家たちの支援船を、公海上でイスラエル特殊部隊が急襲し、数十人の死傷者を出した事件について。 個人的には、非武装の民間人を襲って「自衛」と言い張るイスラエルのならず者ぶりについては、最早驚くこともない。誇張でも強がりでもなく、僕は驚かなかった。そうか、そこまでやったか、と淡々と思うのみ。そういうことを「なんてことを!」「信じられない!」と驚き・恐怖する感覚というのが、僕の場合、他ならぬイスラエルの長年に渡る蛮行の蓄積のおかげで、粉々に砕かれてしまっているからだ(実は昨年末のガザ空爆の際も、同じ精神状態だった)。 無論、それはちっとも良いことではない。それほどの無感覚に僕を鍛え上げてくれたイスラエルには、混じりっ気なしの怒りを抱いている、その怒りのほうは、粉々になりはしない。むしろより強力に

    ガザ支援船襲撃/抗議行動のお知らせ(東京) - 弱い文明
    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2010/06/03
    『支援船による作戦は秘密裏でもなんでもなく、むしろ徹底的に国際的な注目を集める形で行われていた。そんなところで武器の密輸だの、臨検に当たる兵士への暴力行為だの、市民運動側にとって自滅行為』
  • ガザ虐殺を繰り返させないための院内集会 - 弱い文明

    昨年末から始まった「ガザ虐殺を繰り返させないための共同声明」に基づく署名が集約され、5月21日、外務省に提出される。提出行動の一環として、外務省との協議を午前中に行い、それらの報告を兼ねてお昼から参議院議員会館にて院内集会を行なうことになっている。大阪のパレスチナの平和を考える会と、東京のミーダーン<パレスチナ・対話のための広場>の共催によるイベント。 時間は1時間程度のものだが、パレスチナよりラジ・スラーニ(パレスチナ人権センター代表)を迎えるなど、盛りだくさんの内容が予定されている。一般の人の参加も可能なので、平日昼間だけど、お時間の取れる人はぜひ参加ご検討のほど。 院内集会サイトはこちら。 【転送・転載歓迎】 ■―□―□―■―□―□―□―■―□―□―■―□―□―□―■―□―□―■ ≪5・21ガザ虐殺を繰り返させないための院内集会≫にご参加を! ■―□―□―□―■―□―■―□―□―□―

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  • パレスチナの<ユダヤ化>─メロン・ベンヴェニスティ来日講演のお知らせ - 弱い文明

    イスラエルの著名な政治学者、メロン・ベンヴェニスティ氏がUTCP(東京大学グローバルCOE「共生のための国際哲学教育研究センター」)の招聘により、3月中ごろ来日する。滞在中、都内の大学その他で計4回の講演を行なうことが決定している。 著名な、といっても現地での話で、日語に訳された書籍もないから、こちらではあまり知られてはいない。僕もうっすら名前を聞いたことがあるくらいで、どんな人なのかはまったく知らなかった。しかしプロフィールを伝え聞く限り、非常にユニークなポジションにいる人物らしい。 イスラエル建国以前のエルサレムの生まれ育ち。つまり来なら──イスラエルという国家ができなかったなら──「イスラエル人」というより「アラブのユダヤ教徒」と定義される人のはず(あるいは民族どうこうではない、エルサレムという土地に帰属する“エルサレムっ子”みたいな?)。 父親がこれまた著名な地理学者で、シオニ

    パレスチナの<ユダヤ化>─メロン・ベンヴェニスティ来日講演のお知らせ - 弱い文明
    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2010/04/20
    政治学者・メロン・ベンヴェニスティ 「Intimate Enemies(親密なる敵)」同士としての共存
  • ビリンの「壁」、軍が移設受け入れ/マジダ・アブー・ラハマさんの言葉 - 弱い文明

    ■ パレスチナ・ヨルダン川西岸ビリン村で、村の半分もの土地を区切り取る形になっていた隔離壁が、コースを移されることになった。隣接する入植地(何度でも言うが、これだって違法だ)の側に移設されるという。以下、英語のニュースでしっかりは読めていないが、おおよそのことはわかる。 http://forward.com/articles/124479/ 上記はユダヤ系のニュースサイトだが、ハマースのニュースサイトでもほぼ同じ内容のことが伝えられているそうだ(僕は未確認)。 この「コース変更」については、イスラエル最高裁の判決は2年も前にとっくに下っていたのに、軍当局は動こうとしなかった(当ブログ「ビリン勝利!」参照)。それが根気よく続けられたビリン住民+支援の人々の抗議行動の果てに、ついに軍も折れざるを得なくなった──というわけではないぞと、軍のスポークスマンは否定しているらしいが、実情はどうなのだろ

    ビリンの「壁」、軍が移設受け入れ/マジダ・アブー・ラハマさんの言葉 - 弱い文明