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ブックマーク / number.bunshun.jp (3)

  • 113連敗ハルウララに会いに行く。ほしよりこが描くワガママな素顔。(涌井健策(Number編集部))

    113連敗という異形の記録、「負け組の星」という社会が与えた立ち位置、そして「ハルウララ」というカタカナの、負けを受け流しそうなかわいい名前。すべての要素が重なったこの牝馬は、あのディープインパクトと同程度に国民の記憶に刻まれているのではないか、とさえ思ってしまう。 そんなハルウララも現在、22歳になっている。風の便りに存命だというのは聞いていたが、どんな日々を過ごしているのかが気になり、漫画家・ほしよりこさんと一緒に会いに行ってきた。 『きょうの村さん』や『逢沢りく』などの作品を世に送り出してきたほしさんは、乗馬が趣味で、これまでにも日全国の牧場で多くの馬に乗っているという。連載の仕事などで多忙を極めるほしさんにハルウララを描いてほしくて、「会いにいきませんか?」とオファーをすると、「どうしても馬のこととなると惹かれてしまって」という前向きな返事が返ってきた。 会いに行った様子を漫画

    113連敗ハルウララに会いに行く。ほしよりこが描くワガママな素顔。(涌井健策(Number編集部))
  • 安藤美姫の“出産報道”、千葉すずバッシング…なぜ日本の女性アスリートはスキャンダルの対象になってきたのか?(近藤正高)

    「強い女性は男性から敬遠されがち」 日紡貝塚の女子バレーボールチームで主将を務めた河西昌枝は、結婚する前に、監督の大松博文の紹介で3人と見合いをしたが、相手の「優しさ」が「頼りなさ」に見えてしまい、すべて断ったという。厳しい競技生活を通じて精神的に自立したであろう彼女は、結婚する際にも、互いに依存することのない相手を望んだのかもしれない。 結果的に河西は良縁に恵まれたわけだが、女性アスリートの第二の人生には、いまなおさまざまな困難と制約がつきまとうのもまた事実である。それというのも、女性が精神的に自立することは、《結果として日社会の中での「女らしさ」という社会通念的な枠組みからは、はみ出していくことになる》からだ……と説明するのは、元柔道選手で現在はJOC理事を務める山口香(1964~)である(山口香『残念なメダリスト チャンピオンに学ぶ人生勝利学・失敗学』中公新書ラクレ)。 山口は、日

    安藤美姫の“出産報道”、千葉すずバッシング…なぜ日本の女性アスリートはスキャンダルの対象になってきたのか?(近藤正高)
  • 「この表紙は放映できません」タブー視された私の本 なぜ日本人は “スーパーの肉”しか見たくないのか(繁延あづさ)

    (※この記事では文中に一部、猟師が仕留めた動物の写真などが掲載されています。血が見えているものもあります。ご注意ください) を出していちばんの衝撃は“こんなに隠されるのか”ということだった。 生き物を殺してべている。そんな当たり前の事実が、伝えられないとは。 猟師と山に入り、殺した獣を家で料理する。あるいは、山の獣の肉をもらってべる。そんな暮らしを約10年してきた。大きな脚を台所で解体しながら、肉の匂いを嗅ぎながら、どんな料理にしようかと考え、家族が集まる卓に出す。こうした日々を綴った単行『山と獣と肉と皮』(亜紀書房)を出したのは昨年秋。山と台所を行き来する中で、当たり前に思えていたことが少しずつ違って感じられるようになり、“いま”を取っておきたくなった。消えゆく風景を写真に撮るみたいに、を書いた。 <人間の住む世界で“悪いこと”とされていることが、山では当たり前の風景として

    「この表紙は放映できません」タブー視された私の本 なぜ日本人は “スーパーの肉”しか見たくないのか(繁延あづさ)
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