【読売新聞】 日本耳鼻咽喉科学会(日耳鼻(にちじび))の静岡県地方部会学校保健委員会は、耳あかが耳の奥にたまらないことを実証した動画を作った。耳掃除は基本的に必要ないと伝える狙いがあり、26日に開かれた日耳鼻の全国会議で紹介した。
外国人が受験する日本語試験の合格証が偽造され、SNSを通じて日本国内で大量に販売されていることがわかった。日本語試験を巡っては、ベトナムで留学希望者による替え玉受験が相次いでいるが、偽物の合格証を購入するのは、すでに来日している留学生が多いという。日本での就職などに使われているとみられ、試験団体は対策を検討している。 留学生「就職のため購入」 ■「依頼、月30件」 業者が偽造、販売したという日本語能力試験の認定書。業者は「今まで偽物とばれたという客はいない」と話した=画像は一部修整しています 「約5年前から、数え切れないほど売りさばいてきた。月30件は依頼がある」 フェイスブック(FB)のベトナム語のページに「広告」を出して注文を受け付けているベトナム人の女が、読売新聞の電話取材に実態を明かした。 偽造されているのは、公益財団法人・日本国際教育支援協会(東京)が国内で実施する「日本語能力試
30日午後4時20分頃、横浜市西区北軽井沢の市道交差点で、近くの小学5年渡辺ゆり愛(え)さん(10)が軽ワゴン車にはねられ、搬送先の病院で死亡した。神奈川県警は、軽ワゴン車を運転していた同県藤沢市、自営業の男(35)を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致傷)容疑で現行犯逮捕し、過失運転致死容疑で調べている。 発表によると、渡辺さんは帰宅途中で、直前に降りた市営バスの後方から道路を横断しているところ、対向車線を走っていた軽ワゴン車にはねられた。交差点の角に停留所があるため、バスは横断歩道をまたぐ形で停車していた。信号機はなかった。 男は、「気づいたら女の子が目の前にいて、間に合わなかった」と供述しているという。
障害発生が明らかになって5日目、ようやく復旧したシステムを使って残務に追われる職員(27日、坂井市役所で) 福井県あわら市、坂井市、永平寺町、おおい町で証明書発行といった住民サービスが利用できなくなり、庁内業務を含めて計9市町に影響したシステムの障害は、発生から1週間が過ぎた30日にようやく完全復旧となる見通しだ。県と全17市町の業務に関わる民間のシステム会社で発生した通信障害はほぼ1週間に及び、原因も解明されておらず、現代社会を支える情報通信技術が抱えるもろさを露呈した。 ◆失態 「復旧作業は順調に進んでいる。明朝には解決する」。運用する福井システムズ(坂井市)はトラブルを公表した23日以降、楽観的な見通しを示しては翌朝に撤回、という失態を繰り返した。 障害の発生は22日未明。各役場の休みにデータをやりとりする会社のサーバーのソフトを更新しようとして突然、システムが使えなくなった。丸一日
発表によると、男は1月31日夜、都営浅草線新橋駅の改札付近で、帰宅中だった神奈川県の20歳代の女子大学生に「飲みに行こう」と声をかけ、嫌がる女子大生の両腕や肩をつかんで約200メートル離れた自宅マンションに押し込み、体を触るなどのわいせつ行為をした疑い。容疑を認めている。 女性は「やめてください」などと言って何度も手を振り払おうとしたが、男はしつこく腕などを引っ張ったという。周辺には多くの駅利用者がおり、女性を心配するように足を止める人もいたが、助ける人はいなかったという。
安倍首相は7日、自らの訪米を歓迎するトランプ米大統領のツイッターの書き込みをリツイート(転載)しようとし、誤って共和党上院議員を批判するトランプ氏の別のツイートを転載してしまった。 トランプ氏はツイッターで、「昼に日本の安倍首相と会うのを心待ちにしている」などとつぶやいた。首相はこれを転載した上で、「私もトランプ大統領と実りある会談をすることを楽しみにしている」と書き込むつもりだったが、共和党議員を批判する別のツイートを転載してしまった。間違いに気づいたのか、すぐに削除されたが、共和党議員は古代ローマのカエサルをまねて「安倍、お前もか」と投稿。米CNNテレビ(電子版)は「(首相の)ツイッター外交の試みは失敗した」と伝えた。
低カロリーで健康に配慮した定食メニューを提供してきた秋田市中通の「あきたタニタ食堂」が、きょう31日の営業を最後に閉店する。 東京の計量器製造販売会社「タニタ」は「開店当初の客足はよかったが、その後は低迷が続いていた。地域に合わせたメニュー作りが十分でなかった」(広報課)という。 2014年12月に同市中通の「エリアなかいち」の商業施設が改装オープンする際、目玉テナントの一つとして開店。塩分を控え、大きめに切った野菜をふんだんに取り入れ、よくかんで食べることで満腹感が得られるように工夫したメニューを提供していた。 県によると、県民の間では古来、漬物をはじめとした塩分が多めの食事をとることが習慣になっていた。「健康寿命日本一」を掲げる県は、同食堂に減塩教室の開催を委託するなど、協力関係を結んできた。佐竹知事は26日の記者会見で同食堂の閉店に触れ、「ヘルスセンター的な拠点になるかと期待したが残
【読売新聞】 子供の頃、ある一つのテーマにやたらと詳しい友人に、昆虫博士や恐竜博士といった「〇〇博士」のニックネームをつけたことがあるだろう。博士号は一つの分野に 邁進 ( まいしん ) した研究者の称号だが、科学の世界には「へぇ、
【読売新聞】 小学校から高校まで、鎌倉女子大学(神奈川県鎌倉市)の付属校で学びました。小学生の頃は、どちらかといえばおとなしくて引っ込み思案なタイプ。スカウトされて9歳から芸能活動を始めたのも母親に勧められたからで、仕事というより習
長野県佐久穂町のケーブルテレビ会社「佐久高原ケーブルビジョン」が放送を停止したことが16日、わかった。 NHKや民放が見られない状態となっており、同町や総務省が放送を再開するよう要請している。 町によると、15日午後4時前頃から「テレビが映らない」などの問い合わせが相次ぎ、放送停止が判明した。同社は、約3年前から事業を停止する意向を町関係者に伝えていた。昨年10月には、デジタル対応に経費がかさむなどとして「12月で放送を停止する」としていたが、町が事業継続を要請していたという。 登記簿によると、同社は1988年設立。合併前の旧佐久町エリアで事業を展開していた。数年前までは自主制作の番組も放送していたが、現在は既存の放送局の番組放送が主たる業務だった。町によると、3年前の契約世帯は約1000世帯あったが、現在は不明という。 放送停止について、視聴者への周知はしていなかったとみられ、総務省地域
2019年4月30日の天皇陛下の退位に伴い、政府は皇太子さまが即位され、改元が行われる19年5月1日を臨時の祝日か休日とする方向だ。 祝日にした場合は、祝日法に基づいて前後の平日も休日にできるため、4月27日から5月6日までの10連休となる。 祝日と休日は法制度上異なっており、祝日は祝日法で「前日及び翌日が祝日である日は休日とする」と定められている。休日は個別の法律で定めるもので、当日しか休みにならない。現在の天皇陛下の「即位の礼」が行われた1990年11月12日は臨時の休日となった。 政府は、2019年の即位日(5月1日)が休みになれば、新天皇の即位を国民あげて祝えるだけでなく、改元による国民生活への影響を抑えられるとみている。官民の業務量が少ない休みに改元すれば、元号を使ったコンピューターシステムの変更などによる混乱も避けられる見通しだ。
福岡県春日市教委は、2014年に同市の須玖遺跡群・須玖タカウタ遺跡で出土した弥生時代中期前半(紀元前2世紀頃)の青銅器の土製鋳型を分析し、当時に近い技術で再現した鋳型で武器の 銅戈 ( どうか ) を鋳造する実験に成功した。 9月に市奴国の丘歴史資料館である考古企画展で公開する。 須玖遺跡群は魏志倭人伝に出てくる「奴国」の中枢部とされ、北部九州で青銅器生産の中心的な役割を果たしたとされる。14年に見つかった土製鋳型は、青銅器生産が始まった最初期の技術を解明する手がかりになるとして注目されている。 春日市教委は、九州歴史資料館(小郡市)などの支援を受け、コンピューター断層撮影法(CT)による内部構造の把握など、鋳型の分析を進めてきた。 「実際に土製の鋳型で青銅器を作ることができていたのか」という鋳造学の観点から、再現実験にも着手。宮田洋平・福岡教育大教授の監修で、茶の湯釜「芦屋釜」の復興で知
日本郵便が今年の元日に配達した年賀状は前年比約6%減の16億4000万枚となり、8年連続で前年を下回った。 年賀状は例年、7割程度が元日に届く。元日の配達枚数は、ピークの1993年から4割も減った。電子メールやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の普及が背景にある。 日本郵便は若者層を取り込むため、コマーシャルに人気アイドルグループ「嵐」を2年連続で起用した。しかし、年賀状の利用減に歯止めをかけることはできていない。 年賀はがきの発行枚数は、2017年用は約30億枚となる見込みだ。04年用に過去最高の44億6000万枚を発行して以降、減少傾向だ。 日本郵便の親会社、日本郵政の長門正貢社長は「相手を思い、書状にして年初めに送る文化を守りたい」と話す。年賀状ははがきの年間取扱枚数の約3割を占め、利用が減り続ければ、郵便事業全体への影響は避けられない。
長野県諏訪市は21日、同市上諏訪の立石公園にある大型滑り台で20日、男性観光客(20)が 大腿 ( だいたい ) 骨を骨折する事故があったと発表した。 市は当面、滑り台の使用を禁止とした。 同公園は、新海誠監督(小海町出身)のアニメ映画「君の名は。」に登場する湖を見下ろす場のモデルとされ、訪れるファンも多い。男性も、関東地方から友人と2人で訪れていた。 発表によると、滑り台は長さ52メートル、高低差15メートル。事故が起きた20日正午過ぎ、諏訪市内では台風16号に伴い雨が降っており、男性はぬれた滑り台で勢いがつき過ぎて、滑り台のカーブ部分を覆うアーチ型の転落防止柵にぶつかったという。同じ滑り台では、昨年8月にも当時4歳の女児が同様に脚を骨折する事故が起きていた。再発防止に向け、市は警告看板を増やすなどの対策を行うとしている。
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夫婦以外の卵子や精子を使った体外受精の実施を国内で初めて公表した諏訪マタニティークリニック(長野県下諏訪町、根津 八紘 ( やひろ ) 院長)で、今年7月末までの約20年間に夫の実父から精子提供を受けた夫婦114組から、体外受精で計173人の子どもが誕生していたことが分かった。 17日午後に長野県松本市で開かれる信州産婦人科連合会学術講演会で発表される。 同クリニックは2014年7月、夫の実父から提供を受けた精子による体外受精で、13年末までに夫婦79組から計118人が誕生したと発表。それから2年半余りで誕生数は約1・5倍に増えた。同クリニックによると、1996年11月から今年7月末まで、夫に精子がない160組が、夫の実父(50歳代~70歳代)の精子と妻の卵子で体外受精を行い、妻の子宮に移植。142組が妊娠し、114組が実際に出産した。
デジタル環境の急速な進歩により、さまざまな著作物へのアクセスは格段に容易になった。その反面、著作権侵害が横行し、創作者の側には深刻な被害も生じている。利便性と著作権保護をどうバランスさせるべきか。技術が日々進歩するだけに、公正な仕組みを作るのは実に難しい。 本書は、違法ダウンロードの刑事罰化など、近年の著作物利用への規制強化の動きを批判的に考察している。特に、アメリカ政府や業界団体の圧力によって、十分な議論が行われないまま法改正が繰り返されてきたことを問題視し、TPPが発効すれば、さらに規制が強化されると警鐘を発している。著者の立場は、基本的に利用者サイドに立ったもので、著作権者の側には異論もあるだろう。今後、著作権利用をめぐる議論が活発化することを期待したい。 TPP交渉の著作権をめぐる議論は、ウィキリークスへの文書流出によって少なからず影響を受けたという。著者は交渉の経緯を、流出した文
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