さまざまな言語に自動的に翻訳してくれる「機械翻訳」は便利な反面、機械翻訳を使って日本語にした偽メールなど、サイバー攻撃にも使われるなど悪用が懸念されています。これについて大手通信会社の研究グループがAIを使って、人が書いた文章か機械翻訳された文章かを高い精度で見分ける技術を開発しました。 機械翻訳は、精度が飛躍的に高まったこともあり、旅行や国際交流などの場面で活用が広がっていますが、一方で、機械翻訳で日本語にしたとみられる偽のメールによるサイバー攻撃やネット通販の偽のレビューなど悪用されるケースも出てきています。 グループは、英語で書かれた1万の文章を機械翻訳で日本語やイタリア語など4か国語に翻訳したあと、再び機械翻訳で英語に戻すなどしてどういった変化が起こるかをAIに学習させました。 そして、別に用意した文章を解析させたところ、最高で89.5%の精度で人間が書いた文章か、機械翻訳で翻訳さ