国の経済連携協定(EPA)に基づき、野木町の「リハビリテーション花の舎病院」で研修を受けていたインドネシア国籍のジャヒサル・ビンジョリさん(28)が看護師国家試験に合格し、2日に同病院で行われた新職員の「入職式」に臨んだ。EPAによる県内の外国人看護師は、足利赤十字病院のフィリピン人女性に続き2人目となる。 2月に実施された国家試験は受験者398人のうち、合格者はわずか16人。難関を突破したビンジョリさんは、入職式で「合格できたのは皆さんのおかげです」と病院関係者に感謝の言葉を述べた。 インドネシアで看護師だったビンジョリさんは2008年8月、「世界でトップレベルの日本の技術を学びたい」と、外国人看護師候補者の第1陣として来日した。翌年2月から同病院で看護助手として働きながら、試験勉強を続けてきた。 インドネシア西部のスマトラ島出身。04年のスマトラ沖大地震の際は、大津波の被害に遭っ