■ 官庁はJavaの脆弱性にどう対処すればいいのか 現状、Webを閲覧利用するにあたって、JRE(Javaの実行環境)のインストール を求められるのは、民間商用サイトにおいてはめったにないことだと言ってよ い。それに対し、政府系の電子申請システムを利用しようとすると、大半のケー スでJREのインストールを求められる。これは、ファイルに対する電子署名の 処理をクライアント側で行うようにしたこと、採用したXML形式による署名の ためにJavaライブラリが充実していることなどが原因だろうか。Javaの普及を 願う者としては願ったり叶ったりだが、JREの脆弱性発覚時の体制がWindowsの それほどには確立していないことが、仇となってしまっている。 インストールさせる者による脆弱性告知 先日の宮城県のケースはともかくとして、 JREをインストールさせている官庁(中央省庁および地方自治体)にとって、