ソフトウェア開発を製造業の設計のメタファーで捉えるか、製造のメタファーで捉えるかは経営学で永らく論争の行われてきたテーマらしい。実際のところ両面あるんだろうけれど、バグを減らすための品質管理になると、製造メタファーの方が相関が分かりやすいこともあって応用が進んでいるようだ。業態によっても違って、携帯サイト構築のように自社サービスのコーディングであれば、経営判断とコーディングを同じ人間が担当できる可能性があるけれども、受託開発など自由が利かないケースも多い。役所では最近、分離調達といって設計と施工を分ける手法が一般化しつつあるが、こちらは建設のメタファーを参考としているようにみえる。 ソースコードの一行一行は、経営判断そのものだ。 どの部分を汎用的につくり、どの部分をやっつけで作るか、そして、どの部分をパフォーマンス優先でつくり、どの部分を可読性優先でつくるかは、そのソフトウェアステムを使っ