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ブックマーク / yokichi.com (13)

  • 愛の日記 – 愛の日記

    先に言っておきますが、読んでも何の足しにもならない話をします。 「愛の日記」というタイトルは、昔持ってたネタ帳の名前で、ネタ帳の延長でブログを書いている。まあ、めったに更新しないから、書いているというほど書いてないけど。 以前は自分で書いたプログラムを動かす用に置いてた自宅のLinuxのサーバーをブログにしてたのだが、今ではパッチとか当てるのが面倒でレンタルサーバーにした。だから毎月お金を払っている。アクセスが増えるとサーバー代が上がるが広告収入はゼロなので赤字にしかならない。そんなこともあってブログのタイトルはアクセスが集まらないようなタイトルにしているし、「ブログを成功させるコツ」みたいな方法の逆をするようにしている。 昔は家族や友人向けのつもりで書いていたんだけど、いつの間にかアクセスが増えまくってプライベートな事がかけなくなって、過去のブログの大半は消した。 投資ファンドというのは

    dochan
    dochan 2013/06/26
  • 失敗のプロ – 愛の日記

    以前、端的に言うと「失敗するかもしれないから、やらないほうがいいか」という類のアドバイスを求められたので、これに対する僕の考えを述べてみたい。 こういう話をするとき、僕はいつも登山家のスキルとマインドについて考える。 まず、スキルについて。登山家というのは、何のプロだろうか?彼らに山を登るスキルが豊富にあることは間違いないが、僕は彼らが山を登るスキルのプロだとは思わない。彼らは失敗のプロだ、と思う。 険しい雪山にでも登るとしよう。登頂を目指すにあたっては、常に人の力ではコントロールできない危険が伴う。天候、遭難、怪我など、予測しきれない危険にさらされて、登頂が失敗に終わる事も多い。そんな中で、危険を冒して目的に突き進むだけでは、早死にするだけだ。だから、登山家は、山を登るスキルのプロである以上に、「失敗しても死なないプロ」である。予定外の事態が発生するシナリオを細かく想定し、何が危険なのか

  • 経験が情熱を生む – 愛の日記

    前回の検索ワードの発表で、「やりたい仕事がない」という検索ワードがあまりにも多かったので、今日はそれに関する、ちょー当たり前っぽい話を書いてみたい。 結論から言うと、僕の意見では、「やりたいこと」なんてのは、考えたってポンとわいて出てくるものではなく、自分の行動を通じた経験から、たまたま生まれるものだと思う。だから、悩んでもムダだと思うし、そもそも悩みですらないと思う。 突然だけど、すごく好きなべ物ってあるよね。例えば、一時間列に並んでもべたいものとか。でも、べたことが無いものに一時間ならぶ努力するなんて情熱、ふつうないよね。だけどひとたびべて好きになってしまえば、並ぶ努力が苦でも乗り越えられてしまう。 感情に関わるものって、大体そんなものだと思う。そうした、自分自身の直接の経験から生まれる感情(喜び、怒り、悲しみ)こそが、情熱をドライブするのだ。そして、その情熱こそが、何かすごい

  • 安定した仕事 – 愛の日記

    最近の学生と直接交流してみると、僕が想像していたよりもかなり安定を重視しているように感じる。だから、クビになったり転職したりしながら生きている僕の人生はやたらリスクが高いように見えるらしく、「そんなリスクとって不安じゃないんですか」「古賀さんの考え方は変わってる」みたいな話をいっぱいもらう。それを見て、正直言うと、「なんだか今の学生は老人になってしまったな」と思う。(もちろん人によるので「学生」とひとくくりにするのは問題があるとは思うけど、割合として)。心配なのはよくわかるし、合理的だと思う。しかし、安定を求める方法が「過去に安定してた企業に今になって入る」じゃ、むしろ不安定まっしぐらに見えるわけでありまして。

  • 学ぶ人 – 愛の日記

    学ぶ姿勢のある人は、様々な文章から、自分にないもの、学ぶものや感動するものを引きずりだし、身につけて成長しようとする。学ぶ姿勢のない人は、同じ文章から、相手は間違っている、だから自分は変わる必要はないと言える部分を探し、批判して満足する。 学ぶ人は、誰からでも学ぶ。例えアドバイスしている相手からでも、教え子からでも、子供からでも学ぶし、学ぶ機会を探しては吸収していく。自分を変える機会を探している。学ばない人は、見下せるターゲットを通じ自分は正しいと主張できる機会を求めている。自分を変えない理由を探している。 学ぶ人は、自分が変わる事が目標であり、誰が正しいとか正しくないとか、上とか下とか好きとか嫌いとか関係なく、学んだかどうかに貪欲にフォーカスしている。学ばない人は、批判を通じて自分が他人より優れていると主張し、「そうですね」と共感してくれる人を集める事に貪欲にフォーカスしている。 学ぶ人

    dochan
    dochan 2013/05/07
  • Betsyの話 – 愛の日記

    今日は、とある女性の話を書いてみます。 ここのブログの読者は30歳前後の人が多いのですが、この話の主人公は同じ年代のふつうの人です。 彼女は、素敵な男性と出会い、長い間付き合っていて、結婚を前提に、二人で家を買って住んでいます。 まだ結婚していない人はこれから自分に起こることだと想像してみてください。 もう結婚した人は自分が結婚する直前の事を思い出して、自分にこれが起こったと想像してみてください。 ——————- 彼の誕生日を二人で祝った数日後、彼はステージ4の肺癌であると診断されました。つまり、末期癌です。 最初、彼は「なんだか胸のあたりが痛いからお医者さんに行くね」いっていました。お医者さんも、単なる胸焼けか何かでしょうと言っていたので私も彼もあまり気にしていなかったのですが、実はその時にはもう彼の肝臓や脳に転移が進んでいたみたいです。みんな「タバコ吸ってたからでしょ」って言うから言っ

    dochan
    dochan 2013/05/07
  • グローバルな英語 – 愛の日記

    僕の英語力は微妙なのだが、なぜかアメリカ企業の海外戦略をよくやっているので、多くの国の多くの会社を相手にM&A(買う側・売る側)、Joint Ventureなどのパートナーシップ、投資などに関わる事が多い。 そういう時は投資先であるベンチャーのアメリカ人のCorporate Development (買収部門) のヘッドと一緒に海外に出向いて英語でディールをまとめるわけだが、基的に海外買収するぐらいのアメリカのベンチャーのCorp Devのヘッドは、上場企業等で海外M&Aを多く経験してきたシニア・エグゼクティブであり、彼らから学ぶ事はとても多い。そんな経験から「グローバルな英語」について考えてみたいと思う。 当の意味でグローバルに活躍するエグゼクティブがどういう英語を話すかを僕の経験からまとめると、 「いつでもゆっくり話す」 「わかりやすく、難しい表現を避けて話す」 「イギリス・アメリ

  • レールを敷く人 – 愛の日記

    時代が変わって、マニュアル通りに努力しても、マニュアルに書いていない事が起こるようになった。言われたとおりに勉強したのに就職氷河期だし、言われたとおりに「人気の会社」に入ったのに会社は傾くし、言われたとおりに仕事をしてきたのに転職時にアピールする事がない。困った・・・ 今がチャンスだな、と思う。 時代が変化している流動的な時にこそ、それまで弱い立場にいた人にもチャンスが回ってくる。過去の思考パターンを捨てられない人たちがパニックに陥っている間こそ、これから面白いチャンスがまわってくると思う。 日には新しい船を 日が「沈み行く船」なのはみんな知っている(船=老朽化した枠組み=戦後に作り上げられた政治システムや経営システム)。この古い船はもう今の荒波を渡れなくなり穴だらけになった。残念ながら、穴を塞ぐにも水が入りすぎていて、この船を救うことは手遅れだろう。 日という、僕たちの大きな船。こ

    dochan
    dochan 2012/05/07
  • バレなければ良いという生き方 – 愛の日記

    自分がやったとバレなければいいと思っている人はとても多いと思う。匿名だと失礼な人とかいっぱいいるし。 バレなければ、社会的な罰はない。バレなければ、許されない事も許してもらえる。 まあそうなのだが、はっきりいって僕はそんな人生をすごすのは嫌です。 まず、何度か書いてるけど、そもそもの僕の価値観の前提として、人生の価値とは、その人が生まれた世界と生まれなかった世界の差だと思っている。つまり、「僕」とは、「僕が死ぬまでに行った全ての行動が世の中に残した影響、変化、差の合計」である。それゆえに、僕の人生において重要な問いは、「結局、僕って、世界にとって生まれたほうが良かったんだっけ?」というものだ。 この考え方が正しいのかなんてことは知らないけど、死ぬまでに生み出した「差」こそが人生の価値であると考えるならば、「バレたかどうか」というのは自分の価値とは関係がない。バレずに「いい人」と思われていた

    dochan
    dochan 2012/04/11
  • 君が生きていたということ – 愛の日記

    このあいだの夏に日に帰って小学校時代からの親友の結婚式に出たのだが、昨日そのときの写真が届いた。いい写真だった。披露宴は基的に家族のみで行われたが、新郎側の友人としては僕だけ参加させて頂いた。あと、先日のうつ病に関する日記へのアクセスが増え、数千人に読んでもらったようだ。 病の話と、結婚の話はつながっているから、最近うーんと感慨深くなります。てなわけで、今回はそのときのお話どす。 話は、2004年までさかのぼる。 2004年の夏、僕は、MBA受験勉強のために、3ヶ月休職を取った。毎日タクシー帰りが当然であるコンサルティング会社の忙しさの中で勉強するのはとても難しかったからだ。 休職を取ってから、親友の奥さんからよく電話がくるようになっていた。二人は新婚ほやほやなのだが、結婚してから奥さんの神経痛とうつ症状が悪化し、ほとんど家も出られず、事もできず、かわいそうにどんどん細くなっていた

  • 自分が一生やりたい仕事 – 愛の日記

    先日、学生さんに「これが自分のやりたい仕事なのかわからない」という話をされた。でも、学生時代は、そういうものじゃない?全然、心配ないと思うなあ。 考えようによっちゃあ、たとえ新卒の大学生が「自分が一生やりたい仕事が見つかった」と言ったとしても、それは離乳が終わったばかりの2歳児が「カレーの王子様は世界で一番おいしいべ物である」というのと同じぐらいかわいい話かもしれないよ。それぐらい、普通は、「知っている選択肢の幅が極めて狭い時点でベストな選択肢を見つける」のはとても難しいものだと思う。 というのも、僕が新卒の時を思い出すと、そもそも世の中にどんな仕事があるのかも全然知らなかった。とりあえずいろんな事をやりながら、たまたま学生時代に働いてたベンチャー界隈が戦略コンサルティングやってた人ばっかりだったから、他に何があるのか知らなかっただけだった。まあ面接では知ったような事を言ったが、カレー

    dochan
    dochan 2011/09/19
    これは腑に落ちる
  • 鬱病による自殺が減りますように。 (長文) – 愛の日記

    永田議員が自殺で亡くなったということで、ご冥福をお祈りいたします。 このニュースにも驚いたけど、それより驚きなのはこのニュースに対する人々のコメント。 「あんなことをしたんだから死んで当然だ」 「人間として弱すぎる、だから挫折を知らない人は困る」 「死んで責任を取ることなんてなかったのに」 「なんで周りの人は止められなかったんだ」 みたいなのばっかり。 僕は医者ではないし、永田議員がなぜ死んだのかは、彼にしかわからない。でも、こういうコメントを見ると、病による自殺に対する多くの人の理解のなさに残念に思う。もう少しだけ彼のことをわかってあげたら、こういう自殺を減らせるかもしれないと思い、長文になるが僕の見解を残しておこうと思う。 「あんなことをしたんだから死んで当然だ」 ちょっと待てと。そもそも、彼のした事は、そこまで批判するに値しない。理由その1。彼がしたことは、「実力以上のことにチャレ

  • 総合偏差値が30台でもハーバードMBAには入れる – 愛の日記

    僕は大学受験時の総合偏差値が30台で、最終学歴はハーバードのMBAである。そんな僕から言わせてもらうと、バカは東大には入れないけど、HBSには入れるかもしれない。 バカが天才と勝負するには、ひとつの戦略しかない。それはバカのひとつ覚えだ。そして、東大に入るにはあれもこれも覚えていないと入れないが、HBSにはすごいことを一つ覚えていれば入れる。腕ききの医師でも、トップダンサーでも、プロスポーツ選手でも、すごければ入れる。他の上位校でも一緒。 ちなみに、偏差値みれば一発でわかるが僕は勉強が嫌いだ。特に暗記はやってもやってもやってもやってもできない。このブログに来てくれているほとんどの皆様より勉強ができない自信がある。皆様のような頭のいい人に僕の気持ちなんてわからんだろう、ぐらいに思っている。 僕はとにかく、嫌いなこと、納得できないこと、興味がないことはできないので、普通の人がやることの多くがで

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