ダキア軍での功績が評価されてしまい、再び前線に返り咲く(?)こととなったターニャ。レルゲンや部下達とのすれ違いもますます加速! 現代のサラリーマンが死に異世界の幼女として転生し、軍隊の中で成り上がっていく「幼女戦記」 あらすじにもあるが、そんな「幼女戦記」は隅から隅まで「すれ違い」の話だな、と思った。 改めて全編に横溢し、この物語を支配する「ギャップ」について。 特に目新しいことは書いてませんが。 【スポンサーリンク】 ギャップ 幼女戦記には多くのズレ(ディスコミュニケーション)が存在し、それがこの作品の根幹でもある、というお話。 一番わかりやすいのは、ターニャ・デクレチャフ(以下、デグ様)とその周囲の思惑との齟齬になるか。 たとえば最新5巻にある部下への演説シーン。 デグ様は慎重にさせようと部下に横槍をくれるが、部下らはそれによって気持ちを焚き付けられてしまう。 そして笑顔を見せてもそれ
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