【2011年10月6日 NASA/ESA】 ハーシェル宇宙望遠鏡が、カイパーベルトを起源とするハートレー彗星(103P)のコマを観測したところ、その水の水素同位体比が地球の海の値と非常に近いことがわかった。原始地球に水を運んだものは隕石か彗星か、という議論に一石を投じそうだ。 地球の海(左)と2010年11月に探査機「ディープ・インパクト」が撮影したハートレー彗星(103P)の画像。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech) 重水と軽水の観測上での見え方の違いのイメージ。普通の水(軽水、Normal water)ではピークがより高く立ち、重水(Heavy water)ではピークが低くなっているのがわかる。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech) 地球の表面のうち約7割を覆い、生命の基本ともなっている水。しかし、これらの水は一体どこから来たのかというのは、実はま