iPS細胞から作った神経細胞でパーキンソン病の治療を目指す京都大iPS細胞研究所(CiRA)の高橋淳教授は20日、作製する神経細胞の薬事承認を得るため、2018年度にも治験を始める構想を明らかにした。承認が得られれば、品質の安定した神経細胞を製品として流通させることができ、再生医療普及の大きな足がかりになる。 報道関係者との会合で明らかにした。パーキンソン病はドーパミンという神経伝達物質を作る細胞が減っていき、運動に障害がでる難病。動物実験では、重症化する前なら、神経細胞の移植で治療効果が期待できるとされている。 高橋教授らは来年度から患者自身の細胞から作ったiPS細胞を使い、臨床研究を始める予定だ。iPS細胞によるパーキンソン病治療は例が無く、安全性や一定の効果が確認できれば、治験に進む方針。治験ではCiRAがストックするiPS細胞を使う予定。患者にとっては他人の細胞で拒絶反応のリスクが
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