第一三共は2月4日、同社が創製したミロガバリン(開発番号:DS-5565)について、糖尿病性末梢神経障害性疼痛と帯状疱疹後神経痛の対象とするフェーズ3試験を日本を含むアジアで開始したと発表した。同剤は経口剤。作用機序は、すでに日本でも販売されているリリカと同じα2δサブユニットに結合するもので、それにより痛みに関与する神経伝達物質の過剰な放出を抑制し効果を発揮するとみられている。 試験は、プラセボを対照とした無作為化二重盲検試験で、対象疾患ごとに2017年5月までの予定で行う計画。それぞれ750人ずつの患者を対象に約200施設で実施する予定。有効性の主要評価項目は平均疼痛スコア(1週間の平均値)で、ベースラインから14週目までの変化量をミロガバリン(1日総投与量15mg、20mg、30mg)とプラセボとで比較する。 実施地域は、糖尿病性末梢神経障害性疼痛患者を対象とした「REDUCER試験