Windows Server 2008のターミナルサービスは、運用面でもさまざまな改良が施されている。ターミナルサービスにゲートウェイ機能を追加するTSゲートウェイ、ターミナルサーバーを複数台設置して、サーバーファームを構築するためのTSセッションブローカーなどだ。今回は、これらターミナルサービスで新たに提供される機能を完結編として紹介する。 ■ 外部からのアクセスを管理するTSゲートウェイ ターミナルサービスは、これまで説明したように便利な機能を提供している。しかし、いったん社外のネットワーク(インターネット)などから、社内のターミナルサービスにアクセスしようとすると非常に面倒なことになってしまう。リモートデスクトップ接続が利用しているRDPプロトコルは、ポート3389を使用しており、ほとんどのファイアウォールでは、RDPの接続がブロックされてしまう。そのため、社内にアクセスサーバーを用