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字が読めなくても 識字率が低くても利用できる音声変換などの技術が盛んに開発されている Ajay Verma-Reuters 世界のITアウトソーシングのメッカとして、インドのテクノロジー産業は成長著しい。だが意外にも、インターネットアクセスの普及率を上げる競争では中国に大きく後れを取ってきた。 だがスマートフォンの価格が下がり、低価格のモバイルサービス・プロバイダーが高速通信の3Gネットワークを本格展開する準備が整った今、インドはパソコンを飛び越えて携帯端末のインターネット革命で先頭に立つ勢いだと、経営コンサルタント会社マッキンゼーは見ている。 大きな変化が迫っていると、マッキンゼーのデリー支社の幹部、ラックスマン・ナラシムハンは言う。スマートフォンの普及でメディア・ビジネスが変わり、企業は新しいマーケティング戦略への転換を迫られ、ネットバンキングやeコマースも爆発的に拡大する。インドのデ
ニュー・デリー(CNN) インドの人々にとって、賄賂やリベートはもはや日常生活の一部となっている。賄賂を渡さないと公立病院で治療を受けられなかったり、市役所で建築計画が承認されなかったりなどの話もあるほどだ。 そんなインドで、市民が報復を恐れることなく賄賂にまつわるストレスを発散できるサイトを非営利団体が立ち上げた。 サイトの運営を支援するラグフナンダン・トニパランビル氏によると、同サイトには賄賂に対する嫌悪、怒り、恐怖を訴える市民の声が多数寄せられているという。 同サイトは個人の非難が目的ではない。サイトに記録されるのは、賄賂を受け取ったり、要求したりした政府機関や企業の名前だけで、個人名は伏せられている。要は組織改革に利用可能な情報を集めるのが目的であり、すでに一部の情報を政府に提出したという。 また同サイトには特定のケースで「賄賂を支払わずに済んだ」ことを他のユーザーに伝えるボタンが
インド南部マドライ(CNN) ナラヤナン・クリシュナンさん(29)は8年前、高級ホテルチェーンの若きシェフだった。その腕を認められ、スイスで一流の仕事を得るチャンスを目前にした帰省先で、飢えた老人男性の姿を目にしたことが転機となった。 クリシュナンさんは02年、欧州行きを前にインド南部マドライ市内の寺院を訪れていた。老人は橋の下で「自分の排せつ物を食べていた」という。「その姿を見た時、本当に心が痛んだ。文字通り衝撃を受け、次の瞬間には男性に食べ物を提供していた。そして残りの人生をこれに費やそうと決心したのだ」と、クリシュナンさんは振り返る。 心に焼きついた光景に突き動かされるように、クリシュナンさんは仕事をやめて故郷に腰を落ち着け、新たな使命に取り組み始めた。精神障害などで自立が困難な貧困層に、救いの手を差し伸べたい。そのために03年、「アクシャヤ・トラスト」という非営利組織(NGO)を設
『MarkeZine』が主催するマーケティング・イベント『MarkeZine Day』『MarkeZine Academy』『MarkeZine プレミアムセミナー』の 最新情報をはじめ、様々なイベント情報をまとめてご紹介します。 MarkeZine Day
貧困層の希望 マイクロファイナンスを利用して、ムンバイのスラム街でアクセサリーを作る仕事を始めた女性(2010年10月) Danish Siddiqui-Reuters 銀行融資を受けられない貧しい人々にとって、マイクロファイナンス(無担保小口融資)は貧困から抜け出すための希望の光。貧困層向けに1口数百ドルの融資を専門に行う金融機関は、今や途上国だけでなく欧米でも大きな成長を遂げている。 しかし、マイクロファイナンスの市場規模が65億ドルを超えるインドで、この融資事業は深刻な危機に立たされている。震源地は、こうした融資を受ける貧困層の3分の1が暮らす南部のアンドラプラデシュ州。州政府は10月、マイクロファイナンス事業者に対する厳格な新規制を施行。貸出金利に上限を設け、週1回の返済期日を月1回に改め、返済は政府が定める場所で行うことを義務付けた。 規制強化の背景には、一部業者による悪質な貸し
私が到着したのは、今年のシンガポールF1グランプリ決勝の前夜。昨年に続き、「ロシア・シンガポール・ビジネス・フォーラム(RSBF)」に日本代表としての招待を受けた。キックオフパーティー(前夜祭)は、ロシア政財界人が大好きなF1グランプリ決勝を、マリーナ・ベイ・サンズのスカイデッキから見下ろしながらのパーティーだ。再来年にはモスクワでF1が開催されるとの噂もある。2500室を超す客室数を誇るこの巨大ホテルは各国からのゲストでごった返していた。エレベーターの中で最も聞こえてくるのはロシア語だ。 リー顧問相の指導力は健在 全長200mのデッキからは、F1グランプリのコースの全容がしっかり見える。決勝戦を見下ろしながら、シンガポール、ロシア、中国、欧米から政財界のリーダーたちがグラス片手に交流を始める。ロシア最大の投資銀行トロイカ・ダイアログのルーベン・バーダニアン会長やロシア最大の商業銀行スベル
(CNN) 候補者は政策のことなど知らなくても、外見さえ良ければ有利――。有権者の投票行動を調べた調査で、選挙にはこんな傾向があることが分かった。 調査結果はマサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームがワールド・ポリティクス誌に発表した。それによると、有権者は「それらしく見える」というだけの理由で誰に投票するかを決めており、頭が良く有能そうな候補者や魅力的な外見の候補者に一票を投じてしまうという。 この傾向は米国にとどまらない。調査は米国とインドで600人を対象に実施し、メキシコとブラジルの選挙に出馬した候補者の写真を見せて、どの候補者が有能そうだと思うかを尋ねた。その結果は、判断材料が外見だけだったにもかかわらず、驚くほどの確率で実際の選挙結果と一致。メキシコの選挙で68%、ブラジルの選挙で75%の確率で実際の当選者が勝ち残った。 ただし、候補者を外見で選ぶのは今に始まったことではな
ニューデリー(CNN) 車線を無視して無秩序に行き交う車やスクーター、三輪バイク、自転車。インドの首都ニューデリーの交通警察はこのほど、市民の交通マナー向上に向けて、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)サイト、フェースブックに専用アカウントを設けた。違反の通報が多数寄せられ、効果を上げているという。 アカウントには5月の開設以来、1万8000人以上のファン登録があった。警察側は当初、道路の損壊や標識、照明の不備などに関する苦情が集まるとの見方を示していたが、予想に反して交通違反の通報が相次いだ。1台のバイクに大人3人と子ども3人が乗っている画像など、定員オーバーや駐車違反、違法ナンバープレート、ヘルメット不着用といった違反行為の通報が、写真や動画付きで寄せられている。その数はすでに3000件を超えた。 同市交通警察によると、600万台を超える自動車や軽車両が行き交う同市では、1
田島社長:鈴木先生、まいどどうも。あれ、今日はインディラ先生はいらっしゃらないんですか? 鈴木先生:えぇ、インディラ先生はちょっとインドに戻っているんですよ。今日は私だけです。 田島社長:なんや…。 鈴木先生:何かご不満ですかな? 田島社長:いやいやそういうわけでは…コホン。今日はですね、「インドでビジネスをする上で中間層が消費のカギ」とよく聞くようになりましたけど、この「中間層」というもの、これがいまいちようわからんのです。この中間層がどういうものか、どれぐらいいるか、どんなものを買うのか、お伺いしたいんですわ~。 鈴木先生:インドが注目されているのは10億人を超えるマーケットの大きさでしょう。そして、その消費を今後支えていくであろう「中間層」がカギになるのは間違いないです。実は、出張にいったインディラ先生が、田島社長のために用意してくれた資料があります。こちらの図表1を見てください。
AP通信によると、リナックスOSベースのタブレットPCの試作品がインドで発表された。見かけはiPadそっくりだが、価格は14分の1の35ドル。来年中に生産を始めたいという。 まるで、40億人貧困層を顧客に変えるBOP(ボトム・オブ・ピラミッド)革命の夜明けを見るようだ。 ただしこのタブレット、インド企業ではなくインド政府の研究者らが開発したもの。商品化の前にはまだ「メーカーが見つかれば」という前提条件が付く。 開発者によればこのラップトップは、マサチューセッツ工科大学(MIT)メディア・ラボのニコラス・ネグロポンテ所長に対するインドの「答え」だという。コンピュータ学者のネグロポンテは05年、貧しい子供たちのために100ドルのラップトップを作るという野心的なプロジェクトを発表した。これに対し、100ドルではまだ高過ぎると考えたインド政府が、貧しい学校にも本当に手が届くパソコンの開発に乗り出し
ニューデリー(CNN) インド政府は15日、35ドルの格安小型パソコンのプロトタイプを発表した。学生や教育機関を対象としたもので、同政府が進める学生や教員にインターネット接続を手頃な価格で提供する計画の一環となる。 新型パソコンはタッチパネル式で、OSにLinuxを採用し、インターネットブラウザ、PDFリーダーなどを備える。カピル・シバル人的資源開発相によると、最終的には価格を1台10ドルまで引き下げる予定だという。 インドは、同国の教育目標を達成するためには、すべての大学でインターネット接続を可能にすることが重要としている。インドは10億人以上の人口を抱えるが、2001年の国勢調査によると識字率は65%にすぎない。 しかし、インドは1990年代初頭に経済を開放して以来、さまざまな分野で飛躍的進歩を遂げてきた。例えば、電気通信革命により、わずか10年余りで約6億人が極めて低価格で携帯電話を
(CNN) 米国在住のゲリさん(63)は、大学院に通う独身の息子、コルビーさん(31)にぴったりの結婚相手を見つけようと一生懸命だ。実際に息子のデートを取り持ったこともある。 そんなゲリさんが今月、「Date My Single Kid(独身の我が子とデートして)」というオンラインのお見合いサイトを立ち上げた。親が独身の子どもに代わり、結婚相手を募集するサイトだ。 意外にもコルビーさんの反応は好意的だ。これまでにも母の取り持ちで30人以上とデートをしたという彼は、自分でも相手を探すが、母の手助けは歓迎だし、恥ずかしいことはないと話す。 もちろん、親が恋愛に口出しするのを嫌がる若者もいるが、友達のような親子関係が増えた今、ゲリさんのような親は珍しくないようだ。ゲリさんのサイトには、20代から40代の子どもを持つ親が200人以上登録しているという。 スタンフォード大学のローゼンフィールド社会学
火付け役 「石油価格を引き下げろ」などと書いた看板を掲げる野党BJPのデモ隊(7月5日、ニューデリー) Mukesh Gupta-Reuters 7月5日、ムンバイにはいつもと違う光景が広がっていた。慢性的な大渋滞が消えた市街の道路で、子供たちが路上でクリケットを楽しみ、バイクが悠々と交差点を突っ切っていく。この日、燃料価格引き上げに抗議して野党勢力主導の全国的なストが行なわれたのだ。 最大野党のインド人民党(BJP)や左派系勢力が計画し、中間・低所得者層が参加したこのストで、企業や学校は閉鎖され、地上と空の交通が麻痺。全国の都市で暴力沙汰が起き、数千人が逮捕された。 政府は6月、財政赤字削減という公約を守るため、石油会社への補助金の打ち切りを決めた。この結果、燃料価格は6.7%上昇。既に2桁に達しているインフレ率をさらに1%押し上げると見られている。インディア・トゥデー誌によると、数種の
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