昨年秋、ブッキング・イベントのノルマ制廃止など、従来のライブハウスの在り方を覆すような先進的なプランを打ち出した下北沢THREE。さらに毎週金曜には完全エントランス無料にも関わらず、毎回気鋭のバンド、DJが出演するイベント”BLOCK PARTY”も定期開催するだけでなく、同イベントに集う若きアーティストを中心にコンパイルしたコンピレーション・アナログLPを、THREEが運営するレーベル〈6th sense, gut feeling〉と元銀杏BOYZの安孫子真哉主宰の〈KiliKiliVilla〉のダブル・ネームで5月にリリースすることが決まるなど、大きな話題を振りまき続けている。 そのようにして、特殊な磁場を築きつつあるTHREEだが、今年3月にはより様々なニーズに応えるべく、新たなプランを追加し、全ての営業時間ごとの独自のプランを打ち立て、それを明白に公表した。オーガナイザーのため、バ
今から思えば、ライブハウスでコンスタントに20人くらいの観客が呼べるようになったのは、ようやくメジャーデビューが決まる頃だった。 そこまでの奮闘というのは、自分の人生のなかでも最も暗澹たる時期というか、みんなで働いて時間が全然合わなくなったり、気持ちもバラバラになったり、思い切って脱サラしたらお金が本格的になくなったり、まったく人気がなかったり、とにかく散々だった。平日の下北沢や正月明けの渋谷で、全バンド合わせて5人にも満たない観客の前でライブをして、一体何の時間だったのだろうかと途方に暮れたこともあった。はっきり言って、俺の青春はライブハウスと共にあった。 下北沢のライブハウスの昼間のオーディションでは、ブッキング担当から音楽性に対する説教を食らった。チケットノルマを取られて説教食らうなんて馬鹿らしいと思った。シェルター以外は二度と出るかと思った(西村さんは説教しなかった。そして、結局、
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