密猟者から助け出されたグラウアーゴリラの赤ちゃん。コンゴ民主共和国のビルンガ国立公園で(2012年9月15日撮影、資料写真)。(c)AFP/VIRUNGA NATIONAL PARK/LUANNE CADD 【10月20日 AFP】紛争状態が続くアフリカ中部コンゴ民主共和国で、絶滅危惧種のゴリラの個体数が激減しており、今後5年以内に姿を消す恐れがあると警鐘を鳴らす研究結果が19日、発表された。 米オンライン科学誌プロスワン(PLOS ONE)に掲載された論文によると、世界最大の霊長類であるグラウアーゴリラ(ヒガシローランドゴリラ、学名:Gorilla beringei graueri)は、野生に3800頭しか残されておらず、「壊滅的な減少」を示しているという。1996年に旧ザイールで内戦が勃発する前までは、1万7000頭近くが生息していた。同国は1997年にコンゴ民主共和国に改称した。 論