立憲・枝野氏、描けぬ衆院選戦略=国民民主不満、「自民と連立」論も 2019年08月05日06時18分 先の参院選を受け、立憲民主党の枝野幸男代表が苦悩している。結党時の勢いは弱まり、旧民進党分裂で政権批判票が分散。「唯我独尊」と言われるほど独自性を重視してきたが、ここにきて柔軟姿勢も見せている。ただ、一部選挙区で競合した国民民主党には「反立憲」感情もあり、自民党と組む案まで出ているのが現状。次期衆院選に向け戦略を描き切れていない。 立憲との統一会派に意欲=国民・原口氏 参院選比例代表での立憲の得票は791万票と、結党直後の2017年衆院選で得た1108万票から3割減少。国民民主との合計も1139万票で、分裂前の民進党が16年参院選で得た1175万票に届かなかった。反政権色がより強いれいわ新選組に支持層を奪われた面もある。 立憲は2日、両院議員懇談会を開催、参院選総括に向けた意見集約に着手し