ネコのミイラの頭部(上)と顎(下)の3Dスキャンデータ。英スウォンジー大学提供(撮影日不明、2020年8月20日入手)。(c)AFP PHOTO /SWANSEA UNIVERSITY/RICHARD JOHNSTON 【8月26日 AFP】動物のミイラ3体の内部を、3次元(3D)画像化技術を用いて調査した研究論文が発表された。ネコ、ヘビ、猛禽(もうきん)類の鳥のミイラを対象としたこの調査は、これらの動物がどのように死を迎えたかに関する前例のない手掛かりを、標本を全く損傷することなく入手することを目的に実施された。 古代エジプトの人々はしばしば、家畜化された動物を人間と一緒に埋葬室に保管した。それは生者の国と死者の国の間の橋渡しを助けるためだった。 今日、世界各地の博物館には多数の標本が収蔵されているが、ミイラを傷つけずにその内部の情報を得ることはこれまで困難だった。 英国を拠点とする科学