先日ツイッター上で、「男・女・LGBT」という性別欄がもうけられている問診票の画像が話題になった。そのときは何かの冗談くらいに思っていたのだけれど、数日後に、今度は講演依頼をされた先からまったく同じ性別欄をもうける案が送られて来たので、ちょっとびっくりした。 おそらく、この性別欄を考案した人は「人間の性別は男と女の2種類だけではない」ことには気が付いたものの“第三のメニュー”をどのように用意したらよいのか分からなかったのだろう。ここで突如あらわれた新たな選択肢“・LGBT”の中には、自分自身を女や男だと認識している人たちがたくさんいる。ゲイやレズビアンはそれぞれ男や女に丸をすれば済むし、トランスジェンダーだって自分をどちらかの性別で自認している場合もある。むやみに「どちらでもない」といった選択肢をオススメされても困る。「男女どちらでもない」というのは、あくまでもそのように自称・自認している