能登半島地震の被害が酷かったのは奥能登(輪島市、珠洲市、能登町、穴水町)だ。半島の中ほどにある七尾市でも大きな被害があった。石川県のまとめによると、同市内では1万4680棟の住家が損壊し、うち385棟は全壊だった(2024年6月11日時点)。 「水族館では、まず休んでいた職員の安否確認から始めました。家族を含めて犠牲者はなかったのですが、自宅が損壊して避難所に身を寄せた職員はいました。出勤できない職員もいて、当初は飼育のリーダー的な職員や、設備に詳しい職員らを中心にして地震対応を進めました」と高橋勲・企画係長(50)は説明する。 水族館の館内にはなかなか入れなかった。ひんぱんに余震があり、人間がケガをする恐れがあったからだ。まず、外から建物や配管の状況などを確認した。 多くの箇所で配管が損傷 事務室の床はびちゃびちゃ 1982年に開館した本館は築後40年以上が経過していたが、表面の塗装がは
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