Appleのスリムノートブック、MacBook AirがMacworldで発表されてから10年が経過した。 iPhoneを発表した翌年にあたる2008年1月15日、同じサンフランシスコのステージで、Steve Jobs氏によって茶封筒から取り出されたノート型パソコンは、Appleが「モバイル」企業としての歩みを進めることを印象づける瞬間でもあった。 初代MacBook Airは、非常に魅力的なデザインで登場した。 Jobs氏は壇上で、引き合いに出したソニーVAIOノートTZよりも大幅に薄いことを強調していたが、それ以上にデザインの巧妙さに目を引かれたことは、今でも覚えている。 MacBook Airをテーブルに置くと、エッジに向かって丸みを帯びながら厚さが絞られており、まるでテーブルの上に浮かんで影を落としているような演出が行われていた。まさに「Air」という名にふさわしい存在だった。 2