ベルリン(CNN) ドイツの森の中で過去5年間暮らしていた謎の少年が突然市役所に現れ世間を驚かせた、いわゆる「森の少年」の話は全くのでたらめだった。ドイツの警察が15日に明らかにした。 問題の「少年」は、年齢は17歳で、過去5年間ドイツの森で暮らしていたと主張していたが、実際の年齢は20歳で、オランダのヘンゲロ出身だった。男は森で暮らしたことはなく、昨年ベルリンにやってきたという。 ドイツの警察によると、男はまだ19歳だった昨年9月から行方不明だったが、その後成人し、自分で住みたい場所を決められることから、オランダ当局は捜索を打ち切ったという。 警察によると、男は自分の話がうそだと認め、身分も明かしているという。現在、男はベルリン市内の若者向け施設に滞在しているが、成人であることが判明したため、同施設を退去することになる。 男は、昨年9月にベルリン市役所に現れ、「レイ」と名乗り、年齢は1