カタールの首都ドーハ上空を飛行するジョン・ケリー米国務長官の搭乗機(2013年3月5日撮影)。(c)AFP/POOL/JACQUELYN MARTIN 【6月8日 AFP】すべては思いつきから始まった。仏パリ(Paris)のAFP本社で夜間勤務の退屈な時間を過ごしていた私は、中東のカタールに新しく支局が開設される計画を知った。記者であると同時に、サッカーマニアでもある私のために用意されたようなポストに思えた(ご存知のとおり、カタールは2022年サッカーW杯の開催国だ)。 私は24時間考えた末、メールで志願書を提出した。それから数か月が経ち、わが家に双子も生まれた後、私は今、カタールの首都ドーハ(Doha)にそびえるガラス張りの高層ビルの15階にいる。中東の太陽がまぶしい窓から下に目をやれば、数珠のように連なって渋滞している車が見える。 新しい支局を開くなんて、何ともロマンチックに聞こえるか