<日本を含むアジアの男性は白人男性に比べ、薄毛に悩む割合がかなり小さいとされてきた。しかし、近年のデータは異変を告げている......> アジア人は若く見られるとよく言われるが、薄毛の割合が少ないことも大きな要因となっているのかもしれない。男性に多い「男性型脱毛症」の人種別・国別の状況を調べた従来の調査において、とくに日本など東アジアで発症の割合と進行度が小さいことが判明している。 男性型脱毛症とは、思春期以降に現れる脱毛のパターンとしては男女ともに最も一般的である「AGA」のうち、男性を中心に見られるタイプのものだ。額または頭頂部から毛量が寂しくなりはじめ、徐々に範囲を広げてゆく。 米CNNは「ほぼすべての白人男性が遅かれ早かれ、ある程度の男性型脱毛症に直面することを、複数の研究が示唆している」「およそ半数は中年までに髪を失う」と述べる一方で、「アジア人男性、とくに東アジアの男性は、脱毛