サウジアラビアにあるイスラム教の聖地メッカ近郊のミナで発生した巡礼者圧死事故の現場で、担架で女性を搬送する救急隊員ら(2015年9月24日撮影)。(c)AFP 【9月25日 AFP】サウジアラビア西部にあるイスラム教の聖地メッカ(Mecca)近郊で24日に発生し、大巡礼「ハッジ(Hajj)」で過去25年に起きたものとしては最多の717人が死亡した圧死事故を受け、安全対策に数十億ドルを投じたのにもかかわらず事故を防げなかった同国当局の対応力に対する疑問の声が上がっている。 現場となったメッカ近郊のミナ(Mina)では、事故が起きる前から、巡礼者らは不満をもらしていた。事故当時、現場にいたスーダン人のある男性巡礼者は、今回の大巡礼の運営体制は今までに自分が参加した4回の中で最もひどかったと語った。 男性は、「人々は事故前からすでに脱水状態に陥ったり、失神したりしていた」「人々はあちこちで互いに
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