実は女性の政治指導者が多い 日本で、いや欧米諸国でも、イスラムについて何を知っているかと聞けば、テロか、酒が飲めない話か、果ては一夫多妻の話に行きつくことが、いまだに多い。もちろん、当たっていることもあるが、おそろしく見当はずれのこともある。 イスラム、あるいはイスラム教徒の話になると、欧米でも日本でも極端に単純化されるのは、今も昔も変わりない。どうも高校の教科書あたりでも、イスラムという1日に5回礼拝をするだの、年にひと月断食をするだのという話ばかり教わるものだから、ひどく戒律がうるさくて、人を縛る宗教だと思われている。 しかし、である。そんなうるさい宗教の信者が、いまだに増えているどころか、あと数十年で世界の人口の3人に1人にまで達するかもしれないところまで増えるだろうか? 欧米のフェミニストには、口を開けばイスラムを女性抑圧の宗教と唱える人が多いが、そんなに女性を差別し抑圧する宗教で
![イスラム教徒が世界中で急増する理由〜抑圧的なイメージは本当か?(内藤 正典) | 現代ビジネス | 講談社(1/2)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c6e7d4d5f90ea23c9002b7b198a3ee48c36c63b3/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fa%2F2%2F1200m%2Fimg_a2c26f896c64f5680eb414921f618983128894.jpg)