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小説と本に関するdrunkmottyのブックマーク (3)

  • 過去がかわるとき(『マチネの終わりに』を読んで)|桜林 直子(サクちゃん)

    「マチネの終わりに」平野啓一郎 著 を読み終えて、あたまの中に、ある考えがあふれてきたので、ちょっと書いておこうと思う。 「過去は変えられる」ということについて、何年もずっと考えている。 当時の経験や感情はかわらないけれど、あとからそれがまったく別のものに見えたり、まったく別の捉え方をするようになったりする。単に過去を美化するとか正当化するいうことではなく。 わたしはこどものころから父との相性が悪く、双方がそれを隠さない性格だったので、年々仲が悪くなっていった。 小学生の頃からずっと、ぶつかることも反抗もせず、ただ、父がいなくなることだけを願っていた。寝る前に何度も、寝ている父に刃物を向けたり、ビールに毒を盛ったりという、こどもならではの残酷で稚拙な想像を繰り返していた。 わたしは、出生時、血液不適合で黄疸がひどく、産まれてすぐに交換輸血をして、体内の血液をすべて取りかえた。その事実を聞い

    過去がかわるとき(『マチネの終わりに』を読んで)|桜林 直子(サクちゃん)
    drunkmotty
    drunkmotty 2016/05/04
    私もこの小説を読みたくなった。この文章自体も小説のようにドラマティックで感動しました。
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  • 作家の読書道:第64回 阿部 和重さん

    第64回:阿部 和重さん (アベ・カズシゲ) 構想において手法において、つねに小説という手段で冒険を続ける阿部和重さん。新しい試みを続ける彼も、実は、過去のからさまざまな影響を受けているといいます。はじめて自分で買い、今でも大きな存在となっているとは? 小説の“発見”となった一冊とは? そして、いつかはこんな小説を書いてみたい…と思っている、名作のタイトルとは。意外なタイトルが次々飛び出すインタビューとなりました。 (プロフィール) 1968年9月23日、山形県東根市神町生まれ。94年『アメリカの夜』で群像新人文学賞、99年『無情の世界』で野間文藝新人賞、2004年『シンセミア』で伊藤整文学賞及び毎日出版文化賞(文学・芸術部門)、05年『グランドフィナーレ』で芥川賞をそれぞれ受賞。主な著書に、『ABC戦争―plus 2 stories』『ニッポニアニッポン』『映画覚書 Vol.1』『阿

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