女優・満島ひかりが主演を務める土曜ドラマ『トットてれび』(NHK総合)が初回放送から視聴率10%を超え、第2回も数字を伸ばすなど、同ドラマ枠としては異例の高視聴率を記録している。タイトルからもわかるように、「トットちゃん」=黒柳徹子のエッセーを原作とした自伝的ドラマで、「NHKが本気を出して60年前のテレビを作ってみた!」(番組HPより)というだけあり、テレビ時代黎明期のドキュメンタリー、記録映像的な側面も感じられる。当時の風俗や人物像への再現性に対するこだわり、そしてそれを支える超豪華な出演者陣による演技のぶつかり合いも話題になっている。 ■昭和を代表する著名人が“憑依”したかのような“キャスティングの妙” 『トットてれび』は黒柳徹子の自伝エッセイ『トットひとり』『トットチャンネル』を原作としたドラマで、TVドラマ『Woman』(日本テレビ系)や映画『愛のむきだし』などで演技が高い評価を