年が明けました。今年もどうぞ,よろしくお願いいたします。 2015年は戦後70年に当たります。この節目の年のスタートということで,特定の観点から戦後史を振り返ってみようと思います。具体的には,学習指導要領の変遷史の上に,各世代の軌跡を書き込んでみます。タイトルのごとく,それぞれの世代は「どの学習指導要領で育ったか」を可視化する試みです。 学習指導要領とは教育課程の国家基準ですが,その内容は時代ともに改訂されてきています。大よそ10年間隔です。その変遷史をみると,能力主義の考え方のもと,授業時数や教育内容がうんと増やされた時期もあれば,その逆の時期もあります。後者の学習指導要領で育った世代は,「ゆとり世代」などといわれたりします。 どの学習指導要領で育ったかは,各世代の人間形成に少なからず影響していることでしょう。学習指導要領をして「国民形成の設計書」となぞらえた論者もいますが,その規定力(
ほとんどのWindowsユーザーは複数のバージョンの「Internet Explorer」を使用したことがあると断言して間違いないだろう。いずれにしてもInternet Explorerは現在、誕生して12年が経過している。新しいバージョンがリリースされるたびに、われわれは新しいユーザーインターフェースや新しい機能に移行し、以前のバージョンがどのようなものだったのか急速に忘れてしまう。したがって、バージョン7に移行した後に以前のバージョンを振り返るのは、懐かしい思い出をたどるようなものである。このフォトレポートでは、Internet Explorer 1からWindows Internet Explorer 7までの主要なユーザーインターフェースといくつかの主要なダイアログボックスを見ることができる。 ほとんどのWindowsユーザーは複数のバージョンの「Internet Explorer
ことの起こりは11月初旬。週アス編集部への1本の電話から始まりました。 「どうもライターのヨッピーです!」 名乗った瞬間に、「あれ、ヨッピーさんって、あのヨッピーさん?」「あのツタンカーメンに扮してツタンカーメン展に行ったり、三輪車で都内一周したりしている、あのヨッピーさん?」とピンときてダイレクトに尋ねてみることに。 イッペイ「あの~、ヨッピーさんって、“あの”ヨッピーさんですか?」 ヨッピーさん「はい、ヨッピーです。実はauさんの企画でWindows95でノマドするという企画をやっておりまて、PC-98を買ったまではいいんですが、うまくインターネットの画面が表示されなくて……(中略)、結局PC-98のWindows95が起動しなくなってしまい困ってます。どうにかお力添えを!」 イッペイ「なるほど。ご事情は飲み込めました。しかし、僕はWindows95が出たとき中学生ぐらいだったので、そ
OS・デスクトップPC・ノートPC・マウス・キーボード・モバイル端末・ソフトウェアなど、ありとあらゆる歴代Apple製品をカテゴリ分けして1枚のポスターに突っ込んだのが「The Insanely Great History of Apple 3.0」です。全部で500以上のアイテムが描かれており、何が生き残り何がどのタイミングで歴史に幕を下ろしたのかも一目瞭然となっています。 Pop Chart Lab --> Design + Data = Delight --> The Insanely Great History of Apple 3.0 http://popchartlab.com/products/the-insanely-great-history-of-apple-3-0 これがAppleのソフトウェアやハードウェアの歴史を1枚にまとめたポスター。カテゴリごとに色分けされてお
古代ローマの不自由な労働 人間は労働する動物だ。そして、自分の労働力を自分のために利用するのは、現代では当たり前のことだ。でも、それがまったく当たり前じゃない社会がかつてはあった。古代の奴隷制社会のことである。 奴隷は、自分の「労働力」を自分のために利用することができない。自分のために働くことができない奴隷の「労働力」は、彼を「購入」し、「所有」する者のためだけに利用される。共和制末期のローマは、まさにそういう奴隷たちの「不自由な」労働を基盤にした社会だったし、少なくとも法律の上では「自由人」の労働が優勢だった帝政期のローマでさえ、奴隷労働はけっして無視できない比重を占めていた。 一人の人間を扶養する費用がそれほどかからない社会、“安い”値段をつけられた人間がそこら中にあふれている社会では、物ばかりか人間(奴隷)までもが商取引の対象になる。奴隷は、自分で歩くことができるので、物と比べて運ぶ
1834年改正の新救貧法による懲治院の実態を批判するパンフレット イングランドの救貧法(きゅうひんほう、Poor Laws)とは、近世〜現代のイングランドにおいて、貧民増加による社会不安を抑制するための法制をさす。1531年に救貧が始まり、エリザベス救貧法をはじめ幾度も改正が繰り返され、結果的に福祉国家イギリスの出発点となった。イングランド救貧法は近代的社会福祉制度の先駆として模範のひとつとされ、諸外国も福祉制度の導入にあたって参考にした。 ジオット画『貧民にマントを与える聖フランチェスコ』 救貧法が整備される前、特に宗教改革以前は、救貧は教会の役割であった。修道院やギルドなどで自発的に「貧しき人々」への救済が行われていた。キリスト教の伝統により、貧しいことは神の心にかなうこととされ、そうした人々に手を差し伸べることは善行であった。余裕のある者は、その寛大さを誇示するためにも積極的に自発的
積み上がっていく仕事の山、長時間労働、サービス残業、休日出勤、終わりの見えない仕事。。。 日本の劣悪な労働環境はここ20年ぐらい、いっこうに改善される兆しが見えず、 いまこの瞬間も、鬱病患者と自殺者を量産し続けています。 このクソな労働環境を改善するには、いったいどうすればいいのでしょうか? 実は、最悪のクソ労働環境が劇的に改善される事態は、 人類史上、何度も何度も起こってきました。 どれも、ほとんど同じパターンです。 ここでは、その一つとして、かつてヨーロッパ大陸全域で起こった大規模な労働環境革命を取り上げてみます。 それは、まさに歴史の転換点でした。 最悪のクソ労働環境が劇的に改善し、 労働者の地位は飛躍的に向上し、 人々の生活は見違えるように豊かになったのです。 いまから千年ぐらい前、 ヨーロッパ大陸の大部分が、夜のような森に覆われていた時代にそれは起きました。 労働基準法どころか、
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