初歩の電波 [無線と電波について] 4-15) 変調 送りたい信号は、通常そのままでの形では空中に電波として発射する事は出来ません。送りたい信号を、空中を飛んでいける電波に乗せる必要があります。例えれば、段ボール箱があったとしてこれを遠距離に運ぶ場合、勝手に動く事はなく、人が手で持って運ぶか、車に乗せて運ぶ等が考えられます。変調とは、搬送波(電波としての基本の高周波)に希望する信号を載せて空中に発射出来る形にすることを言います。 搬送波は、上の図の様に連続的な正弦波で、振幅も一定の基本となる高周波です。変調を受けていないので搬送波の持つ帯域は非常に狭いものです。逆に変調を受けた高周波は、変調の方式により異なりますが、変調信号を含んだ分だけ幅が広がります。 変調を行う方式には、大きく分けて以下の3種類があります。 アナログ変調 デジタル変調 パルス変調 アナログ変調 これは、アナログ信号で搬