2013年11月14日のブックマーク (6件)

  • 山本弘のSF秘密基地BLOG:「インディアナポリス」問題:部落解放同盟の見解

    SF作家・山弘のblogです。小説・アニメ・特撮・マンガから時事問題にいたるまで、いろんな話題を取り上げていきます。 HPはこちら。 山弘のSF秘密基地 http://kokorohaitsumo15sai.la.coocan.jp/ 最後に、『差別用語の基礎知識'99』に収録された、「差別語問題についてのわれわれの見解」という文章を紹介しておこう。これは部落解放同盟中央部が1975年9月に発表したものである。 実はこの当時、日共産党と部落解放同盟は「差別語」の扱いをめぐって対立していたらしい。 この年の6月9日の『赤旗』は、マスコミ各社が「禁句集」「言い換え集」を作って差別語の使用を禁じているのは、部落解放同盟の糾弾のせいであると主張。それに対し、部落解放同盟は「わが同盟は被差別部落にかかわる差別語以外、糾弾したことはない」と反論している。 > われわれもまた、テレビ各局のおこな

    山本弘のSF秘密基地BLOG:「インディアナポリス」問題:部落解放同盟の見解
    e_tacky
    e_tacky 2013/11/14
    「差別語が使われていても、本全体として差別に反対する内容であれば出版に賛成するよ、というのが部落解放同盟のスタンスなのである」
  • 山本弘のSF秘密基地BLOG:「インディアナポリス」問題:「差別語」はなぜ生まれたか

    SF作家・山弘のblogです。小説・アニメ・特撮・マンガから時事問題にいたるまで、いろんな話題を取り上げていきます。 HPはこちら。 山弘のSF秘密基地 http://kokorohaitsumo15sai.la.coocan.jp/ そもそもなぜ「差別語規制」「禁句集」なんてものが生まれたのか。その歴史的経緯を知らない人が多いようなので、解説しておく。 1970年代まで、マスコミには言葉の規制なんてなかった。 僕がよく例に挙げるのは、『ウルトラマン』の第2話、これからバルタン星人との交渉に赴こうとするイデ隊員が言う。 「そりゃあ僕は宇宙語に関してはかなり気ちがいさ。でも、当の宇宙人と喋った経験はないからね」 この場合の「気ちがい」という言葉には侮蔑的ニュアンスはない。自分は宇宙語を熱心に勉強しているという肯定的なニュアンスで発せられている。 僕が子供の頃、日人はみんな「気ちがい」

    山本弘のSF秘密基地BLOG:「インディアナポリス」問題:「差別語」はなぜ生まれたか
    e_tacky
    e_tacky 2013/11/14
    「『気ちがい』『部落』はもともと“差別語”ではなく、マスコミによってNGワードに指定されたことによって“差別語”になったのである」
  • 山本弘のSF秘密基地BLOG:「インディアナポリス」問題:朝日新聞の言い換え集

    SF作家・山弘のblogです。小説・アニメ・特撮・マンガから時事問題にいたるまで、いろんな話題を取り上げていきます。 HPはこちら。 山弘のSF秘密基地 http://kokorohaitsumo15sai.la.coocan.jp/ 大手マスコミには必ず「言い換え集」「禁句集」というものが存在する。 高木正幸『差別用語の基礎知識'99』(土曜美術社出版販売)というには、「マスコミの言い換え」の例として、朝日新聞の「取り決め集」1994年版が収録されている。 内容を見てみると―― ▽めくら→盲人、目が不自由な人 ▽おし、つんぼ→ろう者、ろうあ者、口が不自由な人、耳が不自由な人 ▽文盲は使わない。 (めくら判、つんぼ桟敷なども避ける) などなどは、まあよくある例だけど、 ▽現地人→現地の人、○○国の人 なんてのは首をかしげる。「現地人」と「現地の人」で、何がどう違うというんだろうか?

    山本弘のSF秘密基地BLOG:「インディアナポリス」問題:朝日新聞の言い換え集
    e_tacky
    e_tacky 2013/11/14
    「用語例の中にあるものでも、文脈上、前に述べた基本的精神に反しないことが明らかであり、表現の上でぜひ必要な場合は、使ってよいケースもあり得る」
  • 山本弘のSF秘密基地BLOG:「インディアナポリス」問題:クトゥルフ関係

    SF作家・山弘のblogです。小説・アニメ・特撮・マンガから時事問題にいたるまで、いろんな話題を取り上げていきます。 HPはこちら。 山弘のSF秘密基地 http://kokorohaitsumo15sai.la.coocan.jp/ 僕以外の例も挙げておこう。 クトゥルフ関係の著作が何冊もある森瀬繚さんのツイッターより。『ゲームシナリオのためのクトゥルー神話事典』(ソフトバンククリエイティブ)の裏話。 http://togetter.com/li/588541 >インディアンについては、まあ先住民族で妥協するとして、最大の問題はアレですよアレ。「The Blind Idiot God」! こいつをどう扱えば良いのさ畜生め。あ、「畜生」は小説のセリフでは大丈夫かもですけれど、解説書の類の地の文ではNGかもですね。>SB社基準 >最初はシレッと「盲目にして白痴の神」と書いといたわけですが

    山本弘のSF秘密基地BLOG:「インディアナポリス」問題:クトゥルフ関係
    e_tacky
    e_tacky 2013/11/14
    「はっきり言えるのは『○○という言葉を使ったら抗議が来る』というマスコミ関係者の思いこみは、ほとんどの場合、被害妄想で根拠がないということ」
  • 山本弘のSF秘密基地BLOG:「インディアナポリス」問題:『神は沈黙せず』の場合

    SF作家・山弘のblogです。小説・アニメ・特撮・マンガから時事問題にいたるまで、いろんな話題を取り上げていきます。 HPはこちら。 山弘のSF秘密基地 http://kokorohaitsumo15sai.la.coocan.jp/ 今回のような悶着が起きるのは、これが最初ではない。というか、小説家なんてやってると、しょっちゅうぶち当たる問題なんである。 これまで体験したいちばん笑える例は、2006年10月、角川書店から『神は沈黙せず』の文庫版を出した時のことである。当時のmixi日記からそのまま引用する。 ------------------------------------------------------ 角川より連絡。『神は沈黙せず』の文庫版のゲラにまたチェックが入ったので見てほしいという。 はて、ゲラはもう返したはずだが……と思ったら、何でも『TVブロス』が抗議を受けた

    山本弘のSF秘密基地BLOG:「インディアナポリス」問題:『神は沈黙せず』の場合
    e_tacky
    e_tacky 2013/11/14
    「ある表現が差別に当たるかどうか自分で判断することを放棄して、著者に全責任を押しつけている」「そういう意識こそ差別なんだ」「作家と編集者がいっしょになって『差別表現かどうか』を考えるのが正しい姿勢だ」
  • 山本弘のSF秘密基地BLOG:「インディアナポリス」問題:編集者の見解

    SF作家・山弘のblogです。小説・アニメ・特撮・マンガから時事問題にいたるまで、いろんな話題を取り上げていきます。 HPはこちら。 山弘のSF秘密基地 http://kokorohaitsumo15sai.la.coocan.jp/ 先日の「インディアナポリス」問題について、当の創土社の編集者からコメントが出ていた。 http://cthulhu8soudosha.blog.fc2.com/blog-entry-28.html >ある博物館に入ろうとして受付で >「インディアンについての展示がありますか?」と聞いたら >入場を断られたという話もあります。 アメリカには「The National Museum of the American Indian」という博物館があるのだが、ここで「インディアンについての展示がありますか?」と聞いたら入場を断られるのだろうか? つーか、「インディ

    山本弘のSF秘密基地BLOG:「インディアナポリス」問題:編集者の見解
    e_tacky
    e_tacky 2013/11/14
    「僕もラヴクラフトの抱いていた人種偏見には嫌悪を覚えるけど、彼の生きた時代を考慮して、しかたがないことだと思っている」