米国シアトル郊外の小さなビル。朝8時を回ると、大勢の若者たちが眠い目をこすりながら入ってきた。部屋の中にはパソコンがずらりと並び、あちらこちらにホワイトボードが置かれている。彼らは各自かばんを置くと、黙々とそのボードに数式のようなものを書き始めた。 「コーディングドージョー」という名のこの施設は、ウェブサービスやスマートフォンアプリの開発エンジニアを養成する学校で、全米7都市に校舎を置く。コーディングとは、プログラムのコードを書くこと。韓国系米国人の創業者が日本語の「道場」を入れた校名のとおり、入学と同時に毎日12時間を費やす厳しい“訓練”の日々が始まる。 ひたすらパソコンに向かう”ブートキャンプ” 朝登校した生徒たちが取り組んでいたのは、プログラミング問題をパソコン上ではなく、ホワイトボードに書き込みながら解くというもの。エンジニアの採用面接ではよくある場面だ。 同校では、今ウェブサービ
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