北朝鮮・平壌の大学で、構内に入る前に手指の消毒を行う学生(2021年8月11日撮影、資料写真)。(c)KIM Won Jin / AFP 【9月2日 AFP】国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)は2日、北朝鮮が中国製の新型コロナウイルスワクチン約300万回分の受け取りを辞退したと明かした。より必要としている国々に分配されるべきだとする意向を示したという。 専門家らは疑問視しているものの、北朝鮮政府は国内で新型ウイルス感染者は確認されていないと主張している。しかし、ウイルス流入を阻止するための国境封鎖から多大な経済損失を被っており、6月には政府が「食糧危機」への対応に取り組んでいると認めた。 ワクチン調達の国際的枠組み「コバックス(COVAX)」の下で分配を担当するユニセフによると、こうした国内状況にもかかわらず、北朝鮮から中国製ワクチンは他国に供給して構わないと連絡を受けたという。 ユニ