休日、夜間に急に子供が病気になると、不安と心配で病院の診察を受けたほうが良いのかどうか迷ったり、実際に救急診療を受けたが思ったより症状が軽かったといった経験はないだろうか。 社団法人日本小児科学会のホームページによると、小児科の救急の件数が多く、小児救急医療の現場における医師・医療機関への負担が非常に大きくなっている状況にある一方、小児救急医療受診者の9割以上が軽症の患者であり、中には受診しなくても大丈夫だった患者もいるということである。 こういった状況もあり、小児救急医療受診者を減少させるための方策が行われている。その一つが、都道府県による小児救急電話相談事業(#8000)である。 子供の急な病気については、市区町村レベルでの休日・夜間救急相談の体制がとられているところもあるが、各都道府県(6県を除く)では、全国同一の短縮番号(#8000)で小児科の医師、看護師に電話で