公務執行妨害容疑で男性を逮捕しようとする機動隊員=4日午前9時5分、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ前(又吉康秀撮影) 警視庁から派遣された100人以上の機動隊員が名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前に投入された4日、新基地建設に反対する市民らは「警視庁は帰れ」と声を合わせた。警視庁の機動隊が前面に出てくることはなかったが、市民と県警の機動隊がもみ合いになり逮捕者1人、けが人1人が出た。 4日に名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で、新基地建設に反対する60代の男性が警察官の左膝を蹴ったとして公務執行妨害容疑で現行犯逮捕された。本紙や市民の撮影した動画では、男性が市民と機動隊の間に立ち機動隊に背を向けた際、後ろから機動隊員の手が男性の腰に伸びた後、男性がバランスを崩す様子が確認された。男性は直後に機動隊員の方を向いて、右足を上げるような動作をした。 男性が逮捕されたのは