建て替えが予定されている、大阪・西成区の日雇い労働者の支援施設「あいりん総合センター」を閉鎖するため、施設を管理している国と大阪府は、24日、退去の要請に応じず建物内に残っていた労働者らを管理権にもとづいて退去させました。 大阪・西成区の「あいりん総合センター」は、日雇い労働者に仕事を紹介する施設や住宅などが入った複合施設でしたが、老朽化のため建て替えが決まり、先月末で閉鎖されることになっていました。 しかし、閉鎖に反対する一部の労働者らが建物内に残り、退去の要請に応じない状態が続いていました。 こうした中、施設を管理している国と大阪府は「建物が耐震性を満たさず、危険な状態にある」として、24日午後、管理権にもとづいて、労働者らを退去させ、シャッターを閉めて建物を閉鎖しました。 これについて、大阪府の吉村知事は記者会見で「一部、不法占拠のような状態であり、放置するわけにはいかなかった。国や