現在、面白法人カヤックで働く後藤理華さん 「アプリマーケットは完全に飽和している」、「DL後も長く使ってもらうには、高度な開発スキルやUI設計、マーケティング力も必要だ」、「もう素人では太刀打ちできない」。 App StoreやGoogle Playが誕生してはや数年。当初はイチ技術者でも世界で勝負できる夢のプラットフォームだったアプリストアは、いまや熾烈なビジネス競争の舞台と化している。 それでも、突如として脚光を集める個人制作のアプリは生まれている。まるで、初期衝動で楽器をかき鳴らす無名のアーティストが、商業主義に染まるミュージックシーンに新星として現れるように。 後藤理華さんが1人で開発し、今年6月にリリースした食のライフログアプリ『meal』もそれに当たるだろう。 現在、面白法人カヤックでサーバサイドのエンジニアを務めている彼女は、「自分の両親でも使えるアプリ」を念頭に開発をはじめ