「小説家になろう」や「エブリスタ」などの投稿サイトが、新たな才能が生まれてくる場として活況を呈している。そこに2月29日、株式会社KADOKAWAの「カクヨム」がローンチされる。出版社が運営する投稿サイト。その狙いを編集長・萩原猛さんに聞いた。 ――かつては出版社を通して新たな作家が世に出てきましたが、いまは投稿サイトですぐに自分の作品を読んでもらえる。この違いはどのように捉えていますか? 音楽の世界にたとえると、大手事務所に最初から所属しているミュージシャンと、ライブハウス出身のバンド。レコード会社が売り出して、メディアにどんどん露出させていくミュージシャンがいる一方で、小さなライブハウスから演奏を始める人たちもいます。初めはコピーバンドだったり学園祭バンドだったりするかもしれない。でも、少数のお客さんの中から気に入ってくれる人が現れて、ライブを繰り返すうちにじわじわ人気が出てきて……と
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